福岡でUber Eatsよりも支持されているサービス「DiDi food」とは? フードデリバリー業界はソフトバンクの一強なるか

 それに、ソフトバンク・グループが関連しているフードデリバリーサービスはDiDi foodだけではない。出前館はLINEの持分適用会社である「株式会社出前館」が運営しており、そのLINEは先月Yahoo!を傘下に持つZホールディングス(ZHD)と経営統合、そしてZHDの筆頭株主はソフトバンクである。さらに、ソフトバンク・グループのファンドはUberの筆頭株主である。したがって、今日、大手フードデリバリーサービスのほとんどは、ソフトバンク・グループの息がかかっているということになる。

 冒頭で、フードデリバリーサービスに関して「消費者としては、どれが一番自分にフィットするかを使い比べる日々」であると述べた。しかし実際には、日本のフードデリバリーサービス市場において私たちは、ソフトバンク・グループの手の内でサービスを比較して悩んでいるだけなのかもしれない。

 大阪からサービスをスタートさせた「DiDi food」は現在、福岡、兵庫、広島と徐々に対象地域を拡大しており、4月下旬には京都に上陸することが予告されている。さらに、来年度中には47都道府県へのサービスを展開する予定だという。

〈Source〉
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-13/QMUF2BDWX2PU01
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1309238.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%B4%E6%BB%B4%E5%87%BA%E8%A1%8C
https://biz-journal.jp/2020/04/post_153103_2.html
https://hiroshima.keizai.biz/headline/3487/

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