Xiaomi、1億800万画素の高性能カメラを搭載した『Redmi Note 10 Pro』発表

シャオミ、1億画素誇る低価格モデルを発表

 3月31日、中国の電機メーカーXiaomi(シャオミ)が、オンラインイベントでスマートフォン『Redmi Note 10 Pro』を発表した。価格は34800円(税込)とリーズナブルながら、フラッグシップ並みの性能を備えているのが売りだ。メモリーは6GB + 128GBの1モデルのみ。

 イベントに登壇した同社の東アジア担当ゼネラルマネージャー、スティーブン・ワン氏は「スマートフォンを再定義する」と意気込みを語った。

フラッグシップモデルと同等の1億800万画素のカメラを搭載


 『Redmi Note 10 Pro』において特筆すべきは、1億800万画素の超高解像度なメインカメラを含む4眼カメラだろう。「Redmi Note 8 Pro」の6400万画素から大幅なグレードアップを遂げており、サムスンの「Galaxy S20 Ultra 5G」などのフラッグシップモデルと同等の高画素モデルだ。トリミングしても画質が荒れにくいのが嬉しい。

 またワン氏が「ナイトショットの限界にチャレンジしたい」と語るように、9つのピクセルを1ピクセルとして扱う「9-in-1ビニング技術」を採用している。より多くの光を取り込むことで、光の少ない夜の風景も鮮明に映し出すことができる。

 その他、800万画素の超広角カメラ、500万画素の望遠接写カメラ、200万画素の深度センサーが搭載されており、「ビデオクローン」や「フリーズフレーム」など、クリエイティブな写真が撮れる機能も充実している。

 ディスプレイは6.67インチで、インカメラは「Redmi Note」シリーズ史上最も小さい2.96mmのドットに収められている。日本で発売されるミドルレンジモデルでは初となるリフレッシュレート120HzのAMOLEDディスプレイを採用しており、これまでよりなめらかな動作が実現するようだ。「読書モード3.0」では、色温度やテクスチャーを調節することもできる。

5Gには非対応も、高品質・低価格を実現

 デザイン面では、背面をマットな質感とすることで高級感を演出したという。ディスプレイは衝撃に強いCorningの「Gorilla Glass 5」を採用している。カラーバリエーションは、オニキスグレー、グレイシャーブルー、グラディエントブロンズの3色展開だ。

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 732G」を搭載している。近年多くのモデルが対応している5Gには非対応となるが、これについてワン氏は「5Gが利用できる環境はまだ限定的であり、多くのユーザーが4Gを利用している。我々は5Gの代わりに、高品質なカメラやディスプレイを搭載し、リーズナブルな価格を維持することを選んだ」と説明した。

 バッテリーは5020mAhと大容量で、付属する33Wの急速充電器を利用すれば、30分で59%の充電ができるという。

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