『恋ステ 2021冬 Tokyo』第6話ーー三角関係の渦中、とらいが中間告白で選んだ相手はまさかの……?

『恋ステ 2021冬 Tokyo』第6話レビュー


 中間告白の結果が持ち越しになっていたとらい(柿澤叶来)だが、電話の相手はここ(山﨑心)だった。「はっきり(気持ちを)言って欲しい」と言うとらいに対して、ここは自分の気持ちがせいや(若林星弥)にあることをしっかりと伝える。この言葉により、とらいの中でも気持ちの整理ができ吹っ切れた状態で3週目に突入出来たようだ。

 3週目早々に、今回告白するのは女子からであることも発表された。一同が向かったのは渋谷のアパレルショップ「ベルシュカ」。それぞれに早速2ショットお誘い合戦が始まる。こうた(浅木孝太)→みさ(美冴)、とらい→ヒナ(兼氏ひな)を誘い、ななか(岩本菜々果)も「ついて行って良い?」と合流、せいや→ここ、ユウム(山口ユウム)→ひまり(小朝向日葵)で別行動。それぞれ“もし付き合ったとしたら”の仮定話ができている良い2ショットだ。


 せいや×ここペアは、せいやが緊張しながらも頑張ってリードしようとする積極性が前回よりもさらに垣間見えた。電話など希望の連絡ペースを質問して確認し合う一幕が見え、高校生までの恋愛ならではの会話に刹那的な尊さを感じる。ここも「“好き”、“カワイイ”、“会いたい”は言って欲しい」と、互いに“付き合った後”の話に花を咲かせる様子がまた眩しい。


 こうた×みさペアは、互いに似合いそうなアイテムを選び合う。こうたの「普段みさが着てそうなものを選ぶか、攻めるかどうしようかな」という悩みもまた、はっきりと互いの好みが把握できる前の“付き合う前”の期間ならではの楽しみだろう。


 ユウム×ひまりはカフェデート。ひまりは中間告白の時に伝えていた通り「0か1で迷ってる」「好きな人がいないか、いるとすればユウム」という自分の気持ちがまだ固まっていない状況のようだ。「付き合った後のことを考えたらひまりちゃんは楽しそうだなって思って」と伝えたユウムの言葉は、迷っているひまりにとって背中押しになったのではないか。


 とらい×ヒナ×ななかの3人行動では、とらいがアップデートされた今の自分の心境を伝える。「ずっと気持ちが曖昧で頭の中にここがいたのが、もうここについて考えなくて良くなった」「今日に1人に絞りたい」。これを聞いた女子2人の顔には安堵の表情が滲んでいた。そして、今シーズンは珍しく男子メンバーからの矢印が綺麗にバラける奇跡的な回になった。

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