Switch版発売の『Apex Legends』“クロスプレイ実装”の是非が照らし出す、ゲームカルチャーの課題
根底にあるのは、ゲームカルチャー全体の課題か
『Apex Legends』Switch版のリリースにあたっては、本稿で紹介した以外にも、さまざまな問題が懸念されている。「ファミリー機であるSwitchに裾野が広がることで、キッズ(精神年齢の低いプレイヤーを揶揄するミーム)が増え、民度が下がる」や、「クロスプレイ実装によって、PCサーバーにほぼ限定されていたチート行為が横行する」といった意見はその一例だ。
とはいえ、挙がっているすべての懸念事項は、もとを辿れば、各プレイヤーのマナー・モラルへと帰結する。Switch版のリリースとクロスプレイの実装が良い結果をもたらすかは、プレイヤーひとりひとりの行動にかかっていると言えるだろう。
はたして、これらの課題点は解決をみるのだろうか。今後の動向に注目だ。
■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro