地震などの災害に備えてーー各世帯に持っておきたいモバイルバッテリーとは?

各世帯に持っておきたいモバイルバッテリーとは?

ソーラー式バッテリーや手動式バッテリーは使える?

 では、災害時に便利だとして最近注目されているのが太陽光で充電するソーラー式バッテリーや手動式バッテリーはどうだろうか?

 ソーラー式バッテリーとは、ソーラー発電用のパネルを広げて充電するタイプのものである。また、手動式バッテリーは本体についているハンドルを回して充電するタイプのもので、いずれも本体持っていれば利用できるメリットがある。

 一見すると災害時に非常に役立ちそうなアイテムに思えるが、これらを災害時のメインバッテリーとして利用することはおすすめしない。

 ソーラー式バッテリーはパネルのサイズにもよるが、充電されるまでに時間がかかる傾向にある。天気によっても充電効率は左右するため、一番使いたいときに使えない可能性があるのがデメリットだ。

 手動式バッテリーはハンドルを回している時にしか充電されないため、やはり効率は良くない。災害時においてスマートフォンの充電で体力を奪われる事についても、デメリットと言わざるを得ない。

 とはいえ、有事の際にはどのような状況になるのかは計り知れないため、念のため持っておいても損はないアイテムとも言えるだろう。

その他に用意しておきたいスマホ用アイテム

 モバイルバッテリー本体以外にも、スマホ充電用に持っておきたいアイテムをいくつか紹介しておこう。

 まずは、充電用のケーブルである。せっかく充電器があるのに、ケーブルがないために利用できないなどの状況は避けたい。また、複数台を充電させるためにも何本か用意し、またType-C、Lightningなど様々な規格のケーブルを用意しておくと便利だ。避難先で電源が利用できるの場合に備えて、USB充電アダプターも数個用意しておくことをおすすめする。

 避難先で電源が利用できる場合には、小型の電源タップなども重宝しそうだ。

しっかりと準備をして災害に備えよう

 いつ起こるかわからない災害のために、どこまで備えるのかは難しいところではある。しかし、いつ起こるかわからないからこそ、できる限りの対策を取るべきである。

 特にスマホは、災害時の連絡手段や情報収集などで非常に重要なアイテムともいえる。災害時のために利用しやすいバッテリーを準備しておくことを強くすすめたい。

■長門繭
フリーライター兼イラストレーター。ブログ運営を中心に2016年からライターとして活動を開始し2018年に独立。エンタメ系、旅行、テック、時事など得意分野は幅広い。現在はイラストレーターとしても活動中。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる