千原ジュニアは高級クラシックカー、フット岩尾は新型SUV……YouTubeで納車&車内トークが人気を集める理由は?
フットボールアワーの岩尾望が、マツダの新型コンパクトSUV「MX-30」を購入した。
岩尾は、相方の後藤輝基、千原ジュニア、小籔千豊とともに、YouTubeチャンネル「ざっくりYouTube」に公開された動画の中で、マツダのショールームへ訪れた。目的は、この日納車される岩尾の新車「MX-30」で、ドライブをするため。しかし、岩尾は「全然来てほしくない」と乗り気ではない。「プライベートな買い物だから、いちいちロケに来られたくない。(テンションが)上がって納車するはずが、こんなに(撮影で)来られて下がってるんですよ」と文句を垂れた。
とはいえ、新車購入動画はYouTubeの鉄板企画。芸人界隈でも、たとえば、昨年10月15日に公開された“カジサック”ことキングコングの梶原雄太が「レクサスLC500」を購入する動画は162万回再生、昨年9月9日に投稿されたオリエンタルラジオ・藤森慎吾がメルセデス・ベンツの新型Gクラス「G350d」を納車する動画は224万回再生を記録している(再生回数はいずれも2月19日時点)。「ざっくりYouTube」チームとしては、確実に高い再生回数を狙えるネタが目の前にあるのに、みすみす取りこぼすわけにはいかないのだ。
岩尾が「カジサックが超高級車を買ったみたいな。それやったらわかるけど、(自分の車は)お手頃価格なコンパクトSUVだから……」言うも、ジュニアからは「そのリアルな感じがいい。高いからいいわけやないで」と押し切られた。ちなみに購入価格は、岩尾いわく「諸々込みで360万円」とのこと。早速4人で車に乗り込むと、ジュニアが「昔、30年近く前にせいじがアメ車を買って……」とエピソードを披露するなど、いつものノリで雑談を始めた。
「ざっくりYouTube」は、ジュニア、フットボールアワー、小藪がレギュラーを務めた、かつてテレビ東京系で放送されていた深夜バラエティ番組「ざっくりハイタッチ」の流れをくむYouTubeチャンネル。同番組では、ロケ車内での雑談を撮影した「車中トーク」が一つの名物企画となっていたが、「ざっくりYouTube」でも車内トーク動画が定番コンテンツとなっている。毎回これといったテーマを設けているわけではないのに、ボケ・ツッコミ、場回し役・聞き役を臨機応変にチェンジしながら、変幻自在のトークを繰り広げるのは、百戦錬磨の4人ならではだ。
YouTubeでは、出演者のパーソナルな部分を包み隠さず露出することが視聴者から喜ばれやすい。自家用車は持ち主の生活に密接にかかわり、また、趣味嗜好をよくあらわすツールでもある。だからこそ、その記念すべき納車風景をオーナーとなった演者の等身大の喜び・感動・照れなどとともに収めた動画は、ウケが良いのだと考えられる。