『恋ステ 2020冬 Tokyo』最終回目前、人気No.1のリリカは誰を選ぶ? 週末だけの“特別な6日間”を振り返る



 さて続いて気になるのは、自分とリリカの間で揺れ動き、なかなか振り向いてくれないいっせー(林依成)に対して、手作りお菓子に手紙にとあの手この手のアプローチをし続けたさゆり(小雪里)の恋の結末だ。


 いっせーが好きなタイプとして必ず挙げる「ツンデレ」に関して言えば全く「ツン」要素はないものの、あまりの彼女のひたむきさに彼も心が傾き出しているように思える。最終的にまさかのいっせーがリリカに告白する可能性はこれまでの流れを見るにかなり低そうだが、告白当日の朝にリリカを2ショットに誘い出す展開は気にならずにいられない。



 同じく女子からのひたむきなアプローチがあったのは、りほ(李帆)からりお(橋本龍旺)への矢印だ。


 最初に2ショットに誘ったのはりおの方からだったが、ラストデートにはなかなか選んでもらえず涙したシーンも。「もうずっと心は固まっている」というりほの想いにりおは応えてくれるのか。ただ、彼自身も自分の恋愛観について「相手から来られた方が自分も好きになる」と話していたためカップル成立の可能性も見込めそうだ。



 そして最後にりょうせい(米村了星)とセイカ(草野星華)の恋の行方。恋愛経験が少なく遠距離恋愛になってしまうことに不安の残るセイカはかなり慎重に吟味しているようで、この2人について言えば彼女の返事次第。


 自分の気持ちを確認するために「手繋いでもらってもいいですか?」とお願いし、初めて手を繋いだ2人。「予想以上にドキドキした」という感想をこぼしていたセイカの様子に、一歩踏み込んでみる勇気が湧いていたように見える。

 全国各地から集まった“一期一会”のこのメンバーそれぞれの恋の行く末と、おそらくラストになるだろう彼ら全員が揃う姿をしっかりと見届けたい。

■佳香(かこ)
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約100本。Twitter:https://twitter.com/Tominokoji

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