『今日好き 赤い糸編』第3話ーーまるでお通夜……気まずすぎる“地獄の三者面談”の結末は？

　『赤い糸編』2日目を迎えて、地獄の“三者面談”の火蓋がいよいよ切って落とされた。はると（中野晴仁）自らが提案したのは、自身を巡りライバル関係にある、るな（黒咲月）とるか（早河るか）との3ショット。なんでも、るかと2ショットをした場合、るながその場に取り残されてしまうことを気遣ってのことらしいが、違う、そうじゃない。言わずもがな、女子2名は気まずさを隠せず、困り顔で一言も口を開かないに加え、はるとも自分から話題を振らないなど、舵取りの頼りなさが目立つ。結局、はると×るかで2ショットをせざるを得ない状況に終わるなど、彼らのこじれた関係性がさらに浮き彫りになる一幕だった。

　そして、るかにはさらなる悲劇が。はるとはここで、るかが旅の初日から積極的にアプローチをしてくれたことに感謝を示しながらも、るなと話せる機会がなかった分、彼女の存在が余計に気に掛かり、そこで心に芽生えた“好き”のキモチに気付いたと正直に伝えたのだ。あまりにハッキリと言葉にされたことで、一途な想いが報われない展開となったが、「話せてよかったかな」と頑張って受け入れようとするるか。まだ旅も折り返しのタイミングなだけに、前日の2ショットで距離を縮めたいけはる（池田陽音）に切り換える可能性も大いにありえるだろう。

　初日に続き、この日も午後はグループ別行動に。ここではアタリを引いた女子メンバーは、好きな男子と離島デートが楽しめる“砂浜あみだくじ”が行なわれ、見事に引き当てたるながはると、ありさ（粕谷亜理紗）がいくと（菅生育利）をそれぞれ指名。残りのメンバーは、マリンアクティビティ＆ショッピングに向かうことが決まった。

　まずは、バナナボートを楽しんだマリンアクティビティ組。こちらは早速、いけはる×みく（松尾美紅）が2ショット。みくはいけはるに対して、旅の序盤から密かな想いを募らせてきただけあって、「入ってきたときに一目惚れして」と序盤から物凄いフルスロットルぶりだ。また、前日にりょうた（流稜太）と2ショットをしていたことに対して「いけはるくんは違うなって、好きの種類が」と特別な想いを抱いていることを表明し、意中の男子を固めた様子をみせた。

　そこから「最後にさ、いけはるくんに対する想いを言っていい……？」と顔を覗き込むと、すくっと立ち上がり「めっちゃ好き！」と叫んだみく。その方向が、目の前の大海原から180°真逆だったのは、恥ずかしさによるものだろうか。ただ、いけはるには効果的面だったようで、「ちゃんと考えるから安心してほしい」と力強い言葉を引き出すことができた。この日も夕暮れ時が近い。いけはるは、るかとみくのどちらを選ぶのか……。

　こちらもマリンアクティビティを終えたりょうたと彼に想いを寄せるあおいが2ショットに。『赤い糸編』のムードメーカーを務める明るい性格のりょうたは、この直前に「寒い」と呟いたあおいに対して、すぐさまタオルを羽織らせるなど、気配りも上手なメンバーだ。一途に想う反面何度も2ショットに誘い続けていることを煩わしく感じていないかとあおいに問われた際、「邪魔とか全然、マジでないよ。喋ってて楽しい」と、彼女の健気さを優しく包み込む。

　続けて、「あおいのことが気になる人に入る可能性はない？」と尋ねられた際にも、「2人（るなとみく）の方が今はキモチが強いかな……ごめんね」と、変に好意を匂わせないりょうた。彼自身は「あおいちゃんの優しさに甘えている気がする」と自らを責めていたが、そんなことを言われたら、あおいの恋心はますます加速してしまう。あおいは最後、彼と手を繋ぎながら「あおいが一番、りょうたくんのことを想っているから、それだけは忘れんといて」と、最終日の告白を約束したのだが、その想いは彼が慕う、るなを凌ぐことができるのか。