緊急事態宣言再発令で再び需要増加? 『あつ森』でいま起こっていること

 2020年3月20日にリリースされて以降、世界的にセールスを伸ばしている『あつまれ どうぶつの森』。発売から時間がたったということもあり、当初のゲーム内コンテンツを遊びつくしてしまい、しばらくゲームを起動していないという人は多いのではないだろうか。しかし、緊急事態宣言の再発令により、また『あつ森』の世界の生活に復帰したいと考えている人もいるかもしれない。そこで、今回は2020年秋以降に『あつ森』で実施されたアップデート内容や、現在開催されているイベントについて解説する。

期間限定イベントをはじめとしたコンテンツの拡張について

 まずは、秋以降開催された期間限定イベントについて紹介する。9月30日の無料大型アップデートでは、ハロウィンにちなんださまざまな要素が追加された。期間中はかぼちゃを栽培してハロウィンにまつわる家具を製作できるほか、10月31日に登場するキャラクター「パンプキング」にアメを渡して依頼をこなすといったイベントも実施された。

 続いて、12月24日にはクリスマスイベントが実施。当日はクリスマス用の「ラッピングペーパー」をDIYで製作したり、プレゼントを配ったりといった依頼をこなすことで住民とのプレゼント交換が解禁された。また、「エイブルシスターズ」にはサンタ服などクリスマスらしいコスチュームが並んだ。

 1月現在、ハロウィンやクリスマスに関するイベントは開催されていないが、どうしても今から遊びたいという場合にはNintendo Switch本体の時間設定を変更するのも手だ。ただし、時間操作にはカブが腐ったり、島内の雑草が増えたりといったデメリットがあることを覚えておこう。

 また、11月26日のアップデートでは、合計9種類のリアクションが新たに追加された。さらに、新しいヘアスタイルも計6種追加されており、キャラクターの見た目をカスタマイズする楽しみが増えたといえる。新規リアクションとヘアスタイルはそれぞれ「ナウい!リアクションずかん」「もっと!ヘアアレンジ×6」というアイテムを入手することで利用可能になる。入手方法はどちらもたぬきマイレージとの交換となる。

ゲームを遊びやすくなるシステム面のアップデートについて

 秋以降、システム面のアップデードも実施され、さまざまな新機能が追加されている。その一つが、「セーブデータの引越し」機能だ。引越しには島ごとデータを別のNintendo Switchに移せる「島ごと引越し」とプレイヤーの家と所持品だけを他の島に持ち込む「プレイヤーだけ引越し」が用意されている。これらの新システムにより、”Nintendo Switchを買い替えたものの『あつ森』のデータを移せない”といった問題が解消された。

 また、夢の中でほかのプレイヤーの島を自由に見学できる「夢見の館」では、訪れた島の履歴が表示できるようになった。お気に入り登録することもできるため、気に入った島に何度でも行けるのも嬉しいポイントだ。さらに、「おまかせする」という新機能を使えば、夢番地を知らない人の島へランダムで遊びに行くこともできる。まだ見ぬ素敵な島と巡り合えるかもしれない。

 さらに、『あつ森』とスマートフォンを連動するアプリの『タヌポータル』には、新たにリアクションを送信する機能が追加されている。『タヌポータル』では音声や文字を使ったチャットをしたり、マイデザインを共有したりといったコミュニケーションを充実させる機能が備わっている。まだ使ったことがないという人は、友達とプレイする際に試してみよう。

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