YouTuberヒカル、2020年は大きな転換点に 縦横無尽の“人助け”で存在感示した1年を振り返る

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 多額の寄付については、「ダークヒーロー」と名乗りつつ(それは自分で名乗るような名称じゃないと思うけど……)、「この先に炎上したときのための保険」と、照れ隠しのようにうそぶくヒカルだが、たしかに今後よっぽどの事件を起こさない限りイメージが傷つくことはなさそうだ。現に、8月に公開された「嘘の閉店セールしてる店の闇を暴く」動画がやらせであったことで、小規模な炎上を起こしているのだが、「やらせ」を認める動画を公開したこともあり、人気に陰りがみえることもない。

 2020年はヒカルにとって、2017年のVALU騒動以降の大きなターニングポイントと呼べる年になったことは間違いない。大物芸能人との交友から慈善事業まで、全方位に目配せのきいたスキのない戦略が功を奏したが、来年はどのような展開を見せてくれるのだろうか。

 最後に、いくらホリエモンに煽られたからって、シャンパンを一本一気するのは本当にやめたほうがいいと思う。

再生数が伸びないとヒカルくんに相談したら、YouTube業界全体の分析をし始めました

■藤谷千明
ライター。81年生。ヴィジュアル系バンドを中心に執筆。最近はYouTubeや恋愛リアリティ番組なども。共著に「すべての道はV系へ通ず。」(市川哲史氏との共著・シンコーミュージック)。Twitter

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