オークションで1億円の値がついた「Apple I」、その要素を含むiPhone 12が登場

値段はなんと100万円

 「Caviarの設定価格は、なんと9,900ドル(約100万円)で、誰が実際にそのようなデバイスを購入するのか分からない。言うまでもなく、特に見栄えは良くない」と『Ubergizmo』は懐疑的だ。(参考:https://www.ubergizmo.com/2020/12/iphone-12-apple-1/)。

 一方で、歴史の一部を所有することの価値を理解しているコレクターにとっては興味深いかもしれない、とも付け加えている。

 しかし、これを作るためだけに「Apple I」が分割されたことを考えると、それが本当にそれだけの価値があるものかは分からないとしている。

 大胆不敵な商品開発であることは、間違いないろう。「Apple I」が欲しいけれど、まるまる1台は手が届かないという人にとっては、分割案はありがたいかもしれない。

 中身は最新のiPhone 12ハイエンドモデルだが、そのまま大事にしまっておくか展示する人の方が多いかもしれない。日常生活で普通に使用するとしたら、それも大きな勇気が必要だろう。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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