オークションで1億円の値がついた「Apple I」、その要素を含むiPhone 12が登場

 限定版のケースでiPhoneを販売することで知られるロシアのブランドCaviarが、世界初のPCである「Apple I」の要素を含む超レアな「iPhone 12」をリリースした。

Apple 1 Collection

オークションで1億円の値がついた伝説のデバイスのオマージュ

 このデバイスは「Apple I」へのオマージュとして作成された。ボディーは「Apple I」のデザインを反映し木製のバックパネルを使用。そして、コンピューターのモニターとキーのチタンを模倣している。「Apple」という文字も刻まれ、希少価値の高いコンピューターのパーツが組み込まれており、「Apple I」のオリジナルデザインを彷彿とさせる。これは、まさに歴史の一部だ。


 「Apple I」はスティーブ・ジョブズ氏やエンジニアのスティーブ・ウォズニアック氏ら数人のApple創業者が、なけなしのお金をかき集めて作り上げた伝説のコンピューターだ。

 iPhone 12 Proモデルは9台のみ製造され、価格は9,990ドル(約100万円)からだと『iMore』は伝えている(参考:https://www.imore.com/cavier-butchered-apple-i-make-iphones-out-it-some-reason)。

 iPhone 12 Pro Maxバージョンもあるという。Appleファンやレアもの好きにとっては、ユニークなアクセサリーだろう。Caviarは、以前にスティーブ・ジョブズのタートルネックとiPhoneを組み合わせたアイテムも世に送り出しており、次に何が飛び出すか楽しみだと同メディアは好意的だ。

世界に63台しかないのにバラバラに切断

 今日、現存するのはった63台しか知られておらず、全て1976年から1977年にスティーブ・ウォズニアック氏が手作業で組み立てたものだ。2014年10月にはオークションで905000ドル(約1億円)の値がついた。

 そんな貴重なコンピューターのボードが惜しげもなく細かく切断されたと『Phonemantra』は衝撃をもって伝えている(参考:https://phonemantra.com/caviar-launches-iphone-12-pro-with-pcb-from-1976-apple-1-computer/)。

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