山田裕貴に聞く『先生を消す方程式。』と『頼田朝日の方程式。』で見せた“怪演のイマジネーション”
全キャラクターで150点を叩き出すくらいの俳優に
ーー本編とフライングドラマで今後、見て欲しい部分は?
山田:各話、フライングドラマを含め、教えたい言葉、思いが一個一個あると思うし、展開はぶっ飛んでいますが、今後よりぶっ飛んでいきます。主人公が変わる、主演がいなくなるドラマって聞いたことないと思うんですけど、そういったギミックにどんどん引っかかっていただいて、最後まで予測のつかない展開が起きるので。義経先生の授業は、僕も台本を読んでいて心にくるところがいっぱいあるし、頼田朝日に関しては反面教師に観ていただければと思います。
ーー最後に聞かせてください。例えば、恋愛映画の『あの頃、君を追いかけた』や『HiGH&LOW』シリーズ、『なつぞら』(NHK総合/2019年)で演じた雪次郎といった朝ドラにまで……。
山田:そうだ。雪次郎って思われてないでしょうね。
ーー幅広く出演する山田さんは、時にカメレオン俳優とも呼ばれていますが、役を演じる上で山田さんの中に“山田裕貴像”というものはありますか?
山田:どれも、どの役をやっても面白いよねと言われる人。器用貧乏って言われがちな領域を超えるというか、全キャラクターで150点を叩き出すくらい、この人に任せとけば大丈夫っていう俳優。特徴があって、ずっと恋愛ものばっかりですってなったら、僕は飽きちゃうと思うんですよ。いい子の役ばっかりやっていたら、そういう時期もあったりして。だいたい設定に「明るいムードメーカー」って書かれていて、本人は明るいムードメーカーじゃないしなって感覚。なんでこんな役ばっかりくるんだろうと思ったりした時もあったので。もちろん演じられる機会があるのはありがたいことだし、嬉しいことなので全力でやりますけど、どの役でも誰よりも面白くできればいいなと思います。
■番組概要
ABEMA『頼田朝日の方程式。-最凶の授業-』フライングドラマ
初回配信日時:2020年10月31日(土)夜11時35分~※全8話
視聴URL:https://abema.tv/video/episode/87-388_s478_p2
※「ABEMAプレミアム」を登録後、視聴可能。
「先生を消す方程式。」毎週土曜 よる11時(テレビ朝日系)