TikTokが3分動画を限定でテストローンチ、ユーザーの反応を探る?

 中国のByteDanceが運営する動画投稿プラットフォーム「TikTok」が、最長3分の動画アップロードの実装に向けて、限定的なローンチを行いユーザーの反応を確かめていることが明らかになった。

 ソーシャルメディア・コンサルタントのMatt Navarra氏が「TikTokが最長3分の動画をアップロードする機能を展開」とツイートしている。

大幅な変更はリスク

 TikTokの動画は従来、60秒が上限だ。これまでのことろ、そのプラットフォームでうまく機能していると『Mashable』は伝えている(参考:https://mashable.com/article/tiktok-longer-video/)。

 一口サイズのとても短い動画は、簡単に次々と観ることができる。プラットフォームの基盤を大幅に変更することは常にリスクがあり、うまくいくこともあれば、うまくいかないこともあると同メディアは警鐘を鳴らしている。

 3分間の動画を投稿できるからといって、3分間観たいとは限らない。TikTokもそれを承知で、注意深く人数を限定したクリエイターの間で、長い動画をテストしているようだ。

YouTubeのミニチュアレプリカ?

 それは想定外の結果を招く可能性もある。例えばTwitterがツイートの長さを140文字から280文字に倍増した際、ユーザーは動揺したが概ね、うまくいった。それでもTikTokの不安は当然だと『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/2020/12/2/22003880/tiktok-longer-videos-three-minutes-short-quibi-youtube)。

 TikTokの3分間の動画は、動画が10分未満だった頃のYouTubeのミニチュアレプリカのようで、この仕様変更は「Quibi」の終焉により、空いたスペースを埋めるつもりなのかもしれない。とはいえ、3分はかなりの長さで、YouTubeで頻繁に見受けられる映画の予告編やメイクアップ・チュートリアル等を可能にするかもしれない。

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