YouTuberラファエル、「ボラギノール」のつもりが「ランボルギーニ」を買われる “聞き間違えドッキリ”という発明

 ドッキリ動画はYouTubeの定番コンテンツ。ユーザーが思わずクリックしてしまうようなインパクトのあるサムネイルができ、かつ、仕掛けからネタバラシまでどう転ぶかわからないスリリングさゆえ高い視聴者維持率を期待できるからだ。

 そんななか、“時給日本一YouTuber”を自称するラファエルは、聞き間違えドッキリという独自路線を開拓した。

 12月3日には、公式チャンネルに「『ボラギノール買ってきて』と言われたのでランボルギーニ買ってくるドッキリ【ドッキリ、ラファエル】」と題した動画を公開した。タイトルが示す通り、内容は、ラファエルから「痔にはボラギノール」でおなじみの「ボラギノール」を買ってくるようにとお使いを頼まれたマネージャーが、うっかり超高級車「ランボルギーニ」を買ってきてしまうというもの。

『ボラギノール買ってきて』と言われたのでランボルギーニ買ってくるドッキリ【ドッキリ、ラファエル】

 もちろん、マネージャーはケアレスミスを犯したわけではない。聞き間違えたフリをしているだけの確信犯であり、この類のドッキリに関しては常習犯だ。

 これまでにも、4月15日公開の動画「【ドッキリ】マネージャーに「お金下ろしてきて」って言ったら、お金すりおろしてきた【ラファエル】」、4月18日公開の動画「【ドッキリ】マネージャーにtoto買ってきてと言ったらTOTOの便器買ってきた【ラファエル】」、6月22日公開の動画「『おめーが買ってこいよ!』と言われたのでOMEGA買ってみた【ラファエル】」など、類似のドッキリを多数仕掛けている。

 ラファエルは、5月18日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系 / AbemaTV)にゲスト出演した際、「僕があげている動画は98か99%ヤラセ」と告白している。また、ラファエルチャンネルに投稿されるほとんどの動画の概要欄には「この動画で表現されている過激な表現や言葉は台本があり登場人物は全てエキストラです」と明記されている。

 このようにヤラセを堂々と公言しているからこそ、どう考えてもあり得ないような聞き間違えドッキリを量産しても炎上とは無縁でいられるのだろう。

 ラファエルの動画は、羽振りの良さを前面に押し出す内容のものが多い。聞き間違えドッキリという金脈を見つける前までは、家賃150万円の高級マンションを勝手に契約されたり、留守中に自宅を1000万円かけてリフォームされたりと、豪快な金遣いによる「普通のドッキリ企画」がラファエルに対して繰り広げられていた。

 最近では、こうしたスタンダードなドッキリ企画に加え、聞き間違えドッキリもバブリーな様相を呈している。とりわけ聞き間違えの対象となりがちなのが、高級外車だ。8月8日公開の動画「『アルフォート買っといて』を聞き間違えて、アルファード買っちゃいました【ドッキリ、ラファエル】」や、8月27日公開の動画「『スーパーカップ買ってきて』と言ったらスーパーカー買ってきた【ドッキリ、ラファエル】」、10月9日公開の動画「「551の肉まん買ってきて」と言ったらポルシェの911買ってきた【ドッキリ、ラファエル】」などがその一例だ。

「アルフォート買っといて」を聞き間違えて、アルファード買っちゃいました【ドッキリ、ラファエル】

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