ヒカキン&セイキンはなぜ“最強YouTuber兄弟”なのか 自然体なコラボで届ける優しい時間

 それは、セイキンがペタマックスの容器からやきそばを皿に取り分けている時のこと。ヒカキンが「じゃあ、俺こっち食う?」とつぶやくと、セイキンは「いや、いいよ。お前、普通のこっちね」と容器のほうを勧めたのだ。ヒカキンの一人称は基本僕で、セイキンはカメラの前では弟のことをいつも「ヒカキン」と呼ぶ。ちょっとした呼び方の違いに、リアルな兄弟感が滲み出る。

 また、セイキンがペタマックスの容器のほうをヒカキンに勧めるあたり、あくまでヒカキンTVの主役はヒカキンなのだから、ペタマックスの本体である容器のほうを使えという配慮と考えられる。

 日本トップクラスのYouTuberということを除けば、ヒカキンとセイキンは普通の“仲の良い兄弟”だ。特別面白い話をするわけでも、刺激的で斬新な企画に取り組むわけでもない。しかし、普通の仲の良い兄弟だからこそ醸しだされる和やかで優しいムードに、視聴者は魅力を感じているようで、現に今回の動画のコメント欄には「この兄弟見てるだけで笑顔になる」「この兄弟の安心感半端ない」「弟の無邪気な発想をすんなり受け入れる兄。素敵な兄弟愛」などの声が寄せられている。

 弟感を隠し切れないヒカキンと、そんな弟を優しく見守るセイキン。最強のYouTuber兄弟である2人による普通の兄弟っぽさにあふれたコラボ動画に今後も期待したい。

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