宮迫博之、愛車の1967年式「フォード マスタング」を公開 芸能人はなぜクラシックカーに惹かれるのか?
クラシックカーにはロマンがある。子どもの頃、友達みんなが羨むレアカードや希少なおもちゃを手に入れた時のような、一点モノの愉悦がある。機能性や燃費、維持費、故障のリスクなどを差し引いてもなお、数多くの芸能人が古き良き旧車を持ちたがる理由は、そんな少年っぽいコレクター心の表れに他ならない。
雨上がり決死隊の宮迫博之は11月17日、自身の公式YouTubeチャンネルで「宮迫が一目惚れした50年前の旧車を紹介します」と題した動画を公開した。宮迫は以前同チャンネルで、「最愛のマイカー」として「BMW i8」を紹介していたが、それとは別にもう一台「フォード マスタング コンバーチブル 1967年式」を所有していることを明かした。
宮迫は、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で行われた「旧車芸人」回の収録以来、ずっと旧車が欲しいと思っていたという。そんな時、旧車オーナーでもある車好きの唐沢寿明と会食をしたところ、同車の写真を見せられて、「一目ぼれして『買います!』と言った」と振り返った。
「フォード マスタング コンバーチブル 1967年式」は、50年以上前に生産された旧車。それゆえに様々な個所が傷んでおり、本国・アメリカから部品を取り寄せなければならず「結構な値段になった」とのこと。しかし、苦労して整備したのちに仕上がった達成感はひとしおだったようで、宮迫は「感動よね」と目を細めた。
宮迫が話していた「旧車芸人」に登場した、ジャルジャルの後藤淳平は「ボルボ245」と「アルファロメオGT1300jr」を所有。同じく「旧車芸人」に出演したテンダラーの浜本広晃の公式チャンネルで9月26日に公開された動画に出演した際、より古いほうの「アルファロメオ」には「家族は乗ってくれない。暑いし、やかましいし嫌やって」と話していた。やはりロマンとしか言いようがなく、旧車の魅力を家族にわかってもらうことは難しそうだ。
家族、特に家計をともに支えるパートナーからしたら、使い勝手が良いわけでも安くもない、ただ見た目がカッコいいだけの旧車を相手が買ってきたとしたら迷惑でしかないだろう。
そういった意味で、仲里依紗はすごい。夫・中尾明慶が憧れのビンテージカー「71年型プリムス・クーダ」の購入を打診したところ、「明日どうなるかわからないから、後悔がないように買ったほうが良いんじゃない」と後押ししたというのだ。このエピソードは、中尾の公式チャンネルで10月12日に公開された動画「【納車】初ドライブからワイルドスピードすぎた」で披露されており、中尾は「そういうところがかっこいいよね。発想が男前だよね」と、妻を絶賛していた。
普通免許取り立てでいきなり、何十年も前に発売された年代ものの車を購入する人はおそらくほとんどいない。旧車とは、様々な車を乗り継ぐ過程で経済的余裕ができたのちにたしなむ、大人の遊びだ。これまでに50台以上の車を乗り継いだ芸能界屈指のカーマニア・テリー伊藤が、乗り心地や走り心地が良いわけでも、格安なわけでもない、600万円もするロンドンタクシーを納車したのは、ある種、究極の大人の遊びといえよう。