森久保祥太郎「新しいものを作った感覚」 オンラインライブとの向き合い方を語る

森久保ならではのライブ空間を映像と共にお届け

——オンラインならではの演出として、歌詞のテロップを画面に表示するのも面白いんじゃないかと、シングル『WAY OUT』のインタビューの時に話をしていましたが(参考:森久保祥太郎が語る、コロナ禍を経て伝えたいメッセージ)。

森久保:それはやる予定です。当初は生で、ライブ会場で見ていたであろうライブに対して、そこに歌詞が出た時に、より歌詞のメッセージが伝わってくるんじゃないかと思うんです。よくテレビの音楽番組で歌詞が出ますけど、同じ歌詞でもそれとは伝わり方の意味が、ぜんぜん違うんじゃないかと思うので、それは実際に見て体感して欲しいですね。

——見どころは、他に衣装とかセットとか?

森久保:毎年その年の干支をモチーフにした世界観で、ステージセットやライブグッズ、ロゴだったりとか、ビジュアルやアートワークを統一していて。今年は子年で、ネズミにはラットという言い方もあるんですけど、アメリカで「ラットスタイル」というデザインの世界観があって。もともとはアメ車をカスタマイズするスタイルの一つで、鉄が錆びた感じの世界観で、スチームパンクにちょっと近いかな。そういうラットスタイルをテーマに、グッズやロゴを展開して、ステージもそういう錆びたトタンとかをイメージするような世界観を考えました。

——それは、今回の『PHASE8』ならではの世界観ですね。

森久保:他にも配信だからこそ思いついたアイデアもあって。あまり詳しくは言えないけど、ステージにある仕掛けをして、ステージにメンバーがひとり増えます(笑)。あとは画角かな。今までライブDVDもリリースしていますけど、それは客席にお客さんが入っている関係でカメラの位置が決まってしまっていて、画角も限られたものになってしまっていて。でも今回は無観客なので、そういうことに縛られないんですね。なので同じ画面で見るにしても、今までのライブDVDとは違う画角の映像を、ABEMAのライブではお届け出来るんじゃないかと思います。生で見るのともライブDVDで見るのとも違う角度からの映像が、いっぱい撮れると思うので、楽しみにしていて欲しいです。

——新しいスタイルのライブが見られるわけですね。

森久保:そうですね。予算の関係で叶わなかったアイデアもあるんですけど、中には他の人に先にやられたくないと思うアイデアもあるので、それは次の機会に取っておこうと思います。

——また、『PHASE2』〜『PHASE7』の過去ライブが、ABEMAで配信されるとのことで。

森久保:僕は、大きなワンマンライブをだいたい年に1回やっていて、段階という意味のPHASEという通しのタイトルを付けて毎回ナンバリングして、今回が『PHASE8』になります。見比べてもらうと、僕自身の成長が顕著なんじゃないですかね。それに僕としては、『PHESE6』で一つ出来上がった感じがあって。それまでの集大成的なものがあったし、今のバンドメンバーと積み上げてきたものもあったし。アコースティックだけでやるゾーンを設けたのも、そのライブが初めてでした。前回が2年前の『PHASE7』になるんですけど、その時は『Enhanced Brain』というニューアルバムを出した後だったから、それこそ僕の活動自体が次のフェーズに入った感覚がありました。だから『PHASE2』〜『PHASE6』までが一つの時代で、前回の『PHASE7』から次のフェーズに入って、その中で今回は配信という新しい形のライブになる。そういうフェーズの違いによる変化など、いろいろなものを感じていただけたらうれしいです。

——今回のライブでは、最新シングル『WAY OUT』の収録曲も歌いますか?

森久保:はい。ライブで初めて歌う曲が、今回は2曲あります。それにプラスして、未発表曲もやる予定です。音源もまだどこにも流していないから、ライブ当日が初出しになる曲があります。

——そういう話を聞いたら、もう見るしかないじゃないですか。

森久保:見てください(笑)。今年は『WAY OUT』に収録の3曲で作詞はしたけど、コロナ禍でなかなか作曲するモードになれなかったんです。でも今回のライブを発表してから、気持ちも盛り上がってきたタイミングだったのもあって3曲新曲が出来ていて。そのうちの1曲を今回のライブでやってしまおうかなと。

——ちなみに、その未発表曲はどんな感じの曲ですか?

森久保:えっと、熱くて激しいですよ。今年のこの時代に生まれた曲だなっていう感じはあります。ある世界観を壮大に歌っているんですけど、そこはライブで聴いて楽しんでいただければなと思います。

——では最後に、ライブを見てくれる人に向けてメッセージをお願いします。

森久保:僕自身、ワンマンライブをオンラインで開催するのは初めてですけど、オンラインならではのライブ空間というものを、スタッフといっしょに僕自身もすごく楽しみながら作っています。森久保ならではのライブ空間を映像と共にお届けしますので、ぜひ期待していてほしいです。それと、当日見ることができなくても、チケットをゲットしてくれればアーカイブでいつでも見ることができます。僕のライブをまだ体験したことのない方も、この機会にぜひ体験してください!

■ライブ概要
ABEMA PPV ONLINE LIVE『森久保祥太郎 LIVE 2020 心・裸・晩・唱~PHASE8~ONLINE』概要
配信日時:2020年11月14日(土)夜6時~9時(※予定)
視聴料金:ABEMAコイン3,500コイン(4,200円相当)
販売期間:2020年10月16日(金)23時~11月28日(土)23時59分
視聴購入URL:https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/ARM9ojWQjXPfXD
詳細はこちらから:https://programnews.abema.tv/posts/10793097
出演:森久保祥太郎

※上記公演概要は予告なく変更になる可能性がございます。
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スマートフォン/タブレットにおけるモバイルブラウザ・AppleTV・IPTVではご視聴いただけません。各種デバイスの「マイリスト」内に「ペイパービュー」がある場合は、ご視聴いただけるデバイスです。(最新のアプリバージョンにてご確認ください。)
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