SEGAのゲームセンター撤退、海外からも惜しむ声相次ぐ
海外でも惜しむ声相次ぐ
今回のSEGAの撤退は、日本国内のゲームセンターについてだが、海外でも報じられている。
『Eurogamer』は、8月30日に17年の歴史に幕を閉じたSEGA秋葉原2号館にも言及し、報じている(参考:https://www.eurogamer.net/articles/2020-11-05-sega-sells-off-its-arcade-business-due-to-coronavirus)。
象徴的なランドマークがなくなったことについて「アーケード愛好家にとっては悲しい日だったが、SEGAがアーケード事業から撤退すると発表したため、残念ながら事態は悪化した」と『Game Rant』は伝えている(参考:https://gamerant.com/sega-sells-arcade-business/)。
株式14.9%をSEGAに残して経営主体がかわるが、ブランド名自体に変更はなく、今後もSEGAのゲームセンターは、街に残るということだ。
コロナ禍では、なかなかゲームセンターには繰り出しにくいが、SEGAは60周年プロジェクトとして、興味深い動きを見せている。アーケード筐体「アストロシティ」を6分の1サイズで忠実に再現した『アストロシティミニ』として復活させている。これなら、自宅で36+1タイトルがプレイできる。
これまでも変わり種を投入して話題になったSEGAだが、ここで大きく方向転換した。今後、SEGAからどんなものが飛び出すのか楽しみだ。
(画像=Pexelsより)
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。