ハイテク貯金箱『人生銀行』がスマホ仕様で登場 息子を見守る母のような気持ちで貯金したくなる
ところで、筆者のiPhone7でも人生銀行口座を開設(アプリインストール)することができたが、初期設定は前途多難だった。
正常に機能しない場合には以下の対処を試してみてほしい。
・貯金箱本体に電池を入れる
別売りの単三電池(2本)を入れなければ動かない。筆者は30分ほど虚しく500円玉を出し入れしたのち、電池の存在に気づいた。
・マイク(ボタン)の方向を確認する
iPhoneとiPod touchに対応している人生銀行。iPhoneの場合は丸いホームボタンが左側に来る形である。これでマイクが左に来るのだ。画面方向ロックの設定をしている状態でホームボタン左の位置に置くと、貯金箱の住人が上下逆の世界で生活することになってしまう。画面ロック設定は一度オフにしよう。
・iPhoneケースから外して本体のみを設置する
硬貨が鳴るチャリーンというあの音を探知して、人生銀行はお金の数をカウントする。音や振動を吸収する素材のスマホケースを使用している場合は、一度外して本体のみを設置しよう。
筆者は手帳型スマホケースを使っているが、ケースに入れたまま設置したところ、人生銀行は普通に営業(稼働)した。あれ……?
・500円玉以外のお金を入れていないか
人生銀行は500円玉硬貨専用である。それ以外のコインやお札の出入りには厳重な規制がかけられており、背面のすべり台から叩き出されてしまうのだ。
このキャッシュレス現代に500円玉を入手するのは大変だが、千里の道も一歩から。この記事のために筆者は1万円札を銀行で500円玉に両替してきた。細かいことを言ってはいけない。