続いて、海中水族館組を見てみよう。こちらは、レインコートを着て船に乗り、その上をイルカがジャンプする、どちらかといえば“海上水族館”と呼ぶに近いダイナミックなアトラクション。観覧を終えるとすぐさま、たくみがありさをツーショットに誘う。前述した屋形船デートの一件もあり、かずゆきに対してこの日は朝から対抗心を燃やしまくりだったたくみ。もう一人の気になる相手として挙げていたあやのからキモチを絞ったのか、ありさから「いいの？話さなくて」と尋ねられた際には、「正直、ありさ（への想い）が結構大きい」と、まっすぐな言葉で正面から向き合っていた。

　その反面、ありさはまだ、たくみとかずゆきの間で揺れ動いているようだ。『今日好き』は、2日目が大勝負になる。だからこそ、たくみは夜に待ち受けるイルミネーションでのフリータイムの際にもありさを誘いたいようだ。しかし、ありさはかずゆきともツーショットをしたい様子にみえ、これが後にさらなる火種を生むのかもしれない……。

　そして、残されたりゅうが、あやの、ゆりあの3名だが、まず先に動いたのはあやの。前回の『金木犀編』からの継続メンバーとして、安定感のあるりゅうがとあやのの2人。この日は秋物のコートをさらっと羽織った装いがまたお似合いである。彼ら自身もそれを意識していたほか、りゅうがは彼女の服装を見て、ゆりあよりも気になる度合いが高まったようだ。

　さらに、彼は前回の旅の反省点を活かし、今回は序盤から女子全員と話すように努力を見せていた。その上で、あやのにここで伝えた言葉は、「第一印象の頃から気になる人は変わらなかった」「いま思っていることは、ゆりあちゃんより、あやのちゃんのことを考えています」というもの。ふたつの旅を通して、少し遠回りをしながらも、最後には結ばれる運命なのかーー。

　そんなあやのに負けられないゆりあ。りゅうがをツーショットに誘うと、自身の方が年上であることから、「（りゅうがは）年下じゃん？　“甘えたい”って言ってたから、むしろ甘えてほしいなと思った」と猛アピール。重ねて、最初こそ自分の本心をオブラートに包み、それとなく伝えてきたわけだが、もうここまできて上手いニュアンスを整えられなくなったのだろう。「だから、好きなのね」「どこが好きって言われて、全部なの。カッコいいし、性格もいいし、一途だし、めっちゃ優しいし……全部なの」と、思いの丈をそのままにぶつけたのだった。

　夜になると、全員がイルミネーションスポットに集合。するとここで、いきなりの大事件を巻き起こしたのが、かずゆき。「あやのちゃんのことが好きだから、全然話せてないから今から時間ほしい」と、大胆な誘いに繰り出す。その光景を目撃したさくらは、彼の好きな人をありさだと思っていたため、「あやのちゃんだったんだ……」と衝撃を隠せない様子だ。そんな大注目なかずゆき×あやののツーショットだが、気になる行方は第4話にて放送となる。

　なお、第3話終盤には、ABEMAビデオ限定の特別企画『もう1度好きになってもいいですか？』もオンエア。今回は、今年の春ごろから気が合う仲になったという木村伊吹（いぶき）と西川樹里（じゅり）が出演している。2人はこれまで、番組出演経験はあるものの、同じ旅に被る機会はなかったわけだが、今回はそういったシーズンの垣根を超えて、トランポリンでゲームをしたり、横浜中華街で食べ歩きをしたりする姿を楽しむことができる。いぶきのことが気になるじゅりの恋心は、このデートで実を結ぶのだろうか。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter：@kota_ichijo

■番組概要
『今日、好きになりました。秋月編』
放送日時：毎週月曜　夜10時～夜11時
放送チャンネル：AbemaSPECIAL
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（C）ABEMA