マツダの新型SUV「MX-30」は何がすごい? 心が整う“ヒューマンモダン”な一台に迫る

 マツダが10月8日、オンライン記者会見を実施。同日より、「マツダ3」「マツダ CX-30」に続く新世代商品第3弾である新型コンパクトSUV「MX-30」を発売すると発表した。

マツダ 「MAZDA MX-30」 360°動画 / Mazda MX-30 360° design view

 このたび販売されたのは、小型のバッテリーとモーターがエンジンの駆動を補助する「マイルドハイブリットシステム」を搭載したモデル。電気自動車(EV)タイプは、2021年1月に発売を予定する。

 環境規制の厳しいヨーロッパでは、一足早く、今年9月から量産型EVを展開している。同社の丸本明社長は「昨年から先行受注を受け付け、10月4日時点で約5200台の受注をいただいている。店舗に車が配車されたこの1か月では、約3000台の受注をいただいた。インテリアデザインと使い勝手の良さ、ダイナミックなところが高く評価されていると聞いている」と、欧州での販売状況・反響に言及した。

 また、ロータリーエンジンを発電機として使用する「マルチ電動化技術」搭載型のモデルは、2022年前半の市場導入を目指す。丸本社長は「2030年時点でマツダが生産する車のすべてに電動化技術を搭載し、グローバルでCO2を減らしていきたい」と展望を語った。

MAZDA TVCM MX-30 ”建築家” 成瀬友梨・猪熊純篇

 デザインは、どこか人間らしく、一緒にいることで落ち着き、自然体でいられる時間と空間の創造を志向する「ヒューマンモダン」がコンセプト。フォルムはシンプルで塊感が際立つ。国内営業担当の田中浩憲氏は、「より自由な発想で車を使いたいお客様を想定し、ブランドの幅を広げるモデルと捉えている。この『MX-30』を入り口として、より多くの新しいお客様にマツダブランド全体に興味を持っていただきたい」と狙いを明かした。

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