『水溜りボンドのANN0』第26回おさらい 明かされる三四郎・相田周二とのコラボの“恐るべき”裏側
人気YouTuberコンビ・水溜りボンド(カンタ、トミー)がMCを務める『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』第26回目が10月1日、放送された。ANN史上初のYouTuberレギュラーパーソナリティーとして注目を集めているラジオ番組をさらに楽しむために、今晩の放送を前に第26回放送の振り返りと今後に向けたポイントをお伝えしたい。
敬愛するジャルジャルの快挙
9月26日、コント賞レースの最高峰である『キングオブコント2020』が放送された。決勝10組からの最終審査を勝ち抜いて、今年優勝を手にしたのは、水溜りボンドの二人も大好きなジャルジャル。ジャルジャルとは、今年の6月にYouTubeでコラボも果たしており、賞レースがある度に「今年こそジャルジャルが獲るんじゃないか!?」と、長年応援していた二人にとっては、感きわまる出来事となった。
ラジオ上でも仲良く優勝を喜ぶ雰囲気かと思いきや、問題が発生。「超嬉しかった! 見た!?」と話題を振るカンタに対して、トミーが「1秒も見てない」との怒りの返答。トミーいわく「先にお前が(優勝者)バラしたからだよ!」とのこと、仕事のためリアルタイムで視聴できなかったなかで、カンタから盛大なネタバレを食らったそうで、「リアルタイムで『ジャルジャルさん優勝したな!』って賞レースの結果すぐに送るやつ、日本でお前しかいないよ!」と憤慨していた。その日は全てのSNSをシャットアウトしてたトミーだったが、大事な相方からの急な連絡に思わずLINEを開いてしまったようだ。
しかも、この時、カンタはカンタで「1週間、相方にあの頃みたいに連絡を送り続けたら、どんな反応をするか?」という謎のドッキリを仕掛けており、もはや業務連絡しかしなくなった相方トミーに、昔のように何気ない会話を定期的に送るというボケをしていた真っ最中だった。それを知らないトミーは「ここ数年賞レースを気にしてきたのに、もう今さら見れなくない!?」と相当堪えてしまった様子で、それに対抗して「俺はトミーだったら、どんなスケジュールでも(仕事なのも知ってたが)見てると思ってたもん! 俺、分かち合う友達いないんだよ!」と結局のところ、仲の良さをドッキリ外でも見せる二人。そして、さらにその後トミーは、優勝ネタの公式動画がYouTubeの上位にランクインしていたため、「ジャルジャルさんもなんで、ネタバレするんですか!」と、踏んだり蹴ったりだった。
「ジャルジャルに対する思い入れが強すぎて、その瞬間は自分で見たかった……」というほどまでに応援していた二人の、ジャルジャルとのコラボ動画もリスナーにはぜひ見てほしいと思う。その企画内でも、トミーは大好きなジャルジャルにドッキリを仕掛けられているのだが……打ち合わせのリモート会議にドロップインすると、そこに待っているのは“役”に扮するジャルジャルで、コントの世界にトミーも入り込んでしまうという傑作となっている。突然のことにも関わらず、細かいコント設定を把握しているトミーならではのツッコミをぜひ堪能してほしい。
しゅーじまんコラボ動画の裏では?
ラジオ開始当初より、三四郎・相田周二が扮するYouTuber“しゅーじまん”に絡まれ続けてきた水溜りボンド。ラジオ上での数々の“プロレス”を経て、6月のスペシャルウィークでは三四郎をゲストに呼ぶことで、ついに直接対決を繰り広げた。
その際に約束されたYouTubeでの“コラボ動画”が、約4ヶ月の時を経て始動。ついに、9月26日から3日間に渡って、しゅーじまんのチャンネルに動画が上がった。内容はラジオでの公約通り、トミーの家を使いつつも、因縁のトミーは画面外で待機、大好きなカンタとだけで巨大チャーハン(水溜りボンドが大バズりさせた伝説の食品サンプル)の動画を撮る……という、まさに“THEしゅーじまん”というものだった。(詳しくはこちらhttps://realsound.jp/tech/2020/09/post-627219.html)
今回の放送ではさっそくその時の裏話が披露された。話によると、しゅーじまんこと相田からカンタに「そろそろ撮ろうか」との連絡が入り(これまでの放送を真に受けるならば、相田はカンタとしかLINEの交換をしていない)、トミーの家が“空いている”日を確認。そして、動画が投稿されたその日である9月26日に撮影が決まり、18時から19時までの1時間のスケジュールを取っていた。
しかし当日、約束の時間に相田は現れず、19時以降のスケジュールも埋まっている二人が焦り出したところ、20分遅れで相田が登場。その後も、広いトミー宅を散策し始め、撮影がなかなか始まらない。イライラし始めるトミーに、「スマホ用の三脚を忘れたので貸してほしい」と、相変わらずしゅーじまん節で自由に振る舞う相田。しかし、そもそもスマホで動画を撮らない水溜りボンドは、カメラ用の三脚を貸し出し、それにスマホをグルグル巻きにするという状態で撮影がようやくスタートしたという。
この時、すでに18時45分。タイムリミットまで残り15分であるが、二人は「それだけあればチャーハンの動画くらいは撮れるだろう」と思っていた。実際、19時過ぎに巨大チャーハンを使った動画は撮影し終わったが、そこで相田から一言。「今回、特別に内緒でチャーハンを買ってきました~」とお店で購入したと思われるごく普通のチャーハンを1食分だけ取り出し、「しゅーじまん動画は“食う”までがそのスタイル」だとして、撮影を続けようという展開に……。
YouTuberとしては先輩であるものの、エンタメ界では大先輩である三四郎の相田に、文句を言うことができない礼儀正しい二人。そこから、カンタとしゅーじまんがただ黙々と、どこの店のチャーハンかもレビューせずに、ひたすら「美味しいですね」と言って食べるというシュールな動画を撮影し、時刻は19時20分。ようやく片付けようという雰囲気になったところで、しゅーじまんがさらに「せっかくだから、トミー一緒に動画撮ろう!」と言い出してしまい、“急にしゅーじまんとトミーがゾンビになったら(特殊メイクなどは無しで演技力のみ)、カンタは一体どういう反応を見せるのか?”という、謎すぎる動画を撮影することに。すべての撮影が終わった頃にはすでに20時を回っていた。まさに嵐のようなマイペースさを持つしゅーじまんに翻弄される1日になったようだ。
ちなみに、この撮影日が前述した『キングオブコント2020』のオンエア日であり、TBSは「お笑いの日」と題して、お笑いに関する番組を8時間におよぶ生放送で行っていた。そんな日に三四郎としてではなく、“しゅーじまん”として動画を3本も撮影するYouTuberとしての本気さをぜひ知ってもらいたい。
そして、一方その頃、前回放送で大好きな神木隆之介からの「一緒に遊びたい」というラブコールを断ったトミー(https://realsound.jp/tech/2020/09/post-624152_2.html)のもとには、神木隆之介と先輩クリエイターであるはじめしゃちょーが先にコラボするという悲報が届いていた。「え、あの思わせぶりな感じ、あれ嘘なん?」と戸惑うトミーに対して、「前回断ったから、トミーはしゅーじまん止まりだよ」とうまいオチをつけるカンタだった。