幻の“PlayStationフォン”がリーク 海外メディア「時代の先を行っていた」
展示目的の出品、見せびらかして実際の販売はせず
リークされた画像の出どころは、アリババグループのオンラインモール『淘宝網』だ。物珍しい中古品が出品されているのが明らかになったのだが、出品者は、これはプロトタイプに過ぎず、信憑性は保証できないとしている。
しかし「これが偽物なら、それは手の込んだものだ」と『Ars Technica』は伝えている(参考:https://arstechnica.com/gaming/2020/09/apparent-prototype-photos-show-sonys-canned-playstation-phone-follow-up/)。
当時のレビューで「ソフトの欠如、薄暗い画面、価格に見合った内部機能の不足により、少し苦しんだ」としながらも、振り返ってみると「そのフォームファクターが時代の先を行っていたことがすぐに見て取れる」と同メディアは、評価している。
かなりのレアもので高値がつくことが予想されるが、出品者はこれが展示目的で、売るつもりはないという。見せびらかしておいて売らないというのは酷な話だが、つまりは所有している本人も、その価値を理解して手放したくないということなのだろう。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。