「Samsung Galaxy S21」に有力リーク HUAWEIに追従し望遠レンズを強化か 

「Samsung Galaxy S21」に有力リーク

 「Samsung Galaxy S20 FE 5G」の発売を前にして、マーケットはすでに来年発売予定のハイスペックモデル「Galaxy S21(S30)」に熱視線を送っている。Samsungは、HUAWEIのデュアル望遠レンズを追従する方向へ舵を切ったが、この決断は吉と出るのだろうか。

AppleのLiDARに追いつけず? HUAWEIの望遠レンズを模倣か

 今年2月に発売された「Galaxy S20」の最新版は、正式名称は未発表だが、「Galaxy S21」、もしくは「Galaxy S30」と見られている。本記事では、「Galaxy S21」と呼ぶこととする。

 Samsungの最新モデルに関しては未だ情報が少ない状態だが、有力なリークによってそのスペックが徐々に明らかになってきた。米ガジェット系メディア『phone Arena』によると、「Galaxy S21」は、イメージセンサーに大きな変化はないものの、3D ToFセンサーを取り払う見込みだいう。ToFセンサーは、光の飛行時間を利用して三次元情報を計測するもので、昨年発売された「Galaxy S10 5G」に初めて搭載された。その後も、「Galaxy Note 10+」や「Galaxy S20 + 5G」などで採用されており、今回のリークはガジェット通を驚かせたようだ。なぜ3D ToFセンサーを排除するかについては言及されていない。

 また同メディアは、SamsungがiPhone 12シリーズに搭載されると見られるリモートセンシング技術LiDAR(ライダー)等の高度なテクノロジーに追いつけないと察して、2つのレンズを搭載した、HUAWEIのデュアル望遠レンズに追従する方向へ舵を切ったのではないか、と推測している。

 1つ目のレンズは、「Galaxy S20 Ultra 5G」の48MPペリスコープと類似しているものの、4倍光学ズームを5倍以上の倍率にアップグレードするとの噂も。Samsungは主に「HUAWEI P40 Pro 5G」を参考にすると見られ、同モデルには8メガピクセルの望遠カメラが付属しており、10倍光学ズームで非常にクリアな写真を撮影することができる。

 さらに、「Galaxy S21」の上位モデルはスタイラスペンに対応するとの噂も囁かれている。Samsungは「Galaxy Note」シリーズを終了し、「Galaxy S21」と統合する見込みだという。毎年秋には、iPhoneや「Google Pixel」シリーズの新作発表があり、「Galaxy Note」シリーズもこの競争にさらされてきたが、生産終了となれば他社と同時期に競わなくて済むというメリットも生まれる。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる