『HEART SIGNAL3』第14・15話ーー前代未聞、全メンバーの情緒が不安定で“不穏な告白回”に

『HEART SIGNAL3』第14話&15話レビュー

 第14話が開始した時点での、ラブラインは下記の通り。

チョン・イヌ→パク・ジヒョン
イム・ハンギョル→ソ・ミンジェ
チョン・イドン→チョン・アンナ
キム・ガンヨル→パク・ジヒョン
パク・ジヒョン→キム・ガンヨル
イ・ガフン→チョン・イヌ
ソ・ミンジェ→イム・ハンギョル
チョン・アンナ→キム・ガンヨル

 男性陣のラブラインに変動がないのに対し、女性陣は混戦に。「誰が好きなのかが決まった」というガフンはイヌ、これまでイドンとセットでいることが多かったアンナはガンヨルに想いを固める。とはいえ、イヌはジヒョンとうまくいくことがなさそう、と知りながらも想いを断ち切られず……と、メンバーの胸中は複雑なままだ。

 そして、第14話はメンバーの情緒が不安定なまま進行していくという、今シーズン始まって以来の“不穏回”に。1泊2日の旅行デート、2日目は自由行動だったが、朝食時に顔を合わせたメンバーの表情は重く、暗い。

 口火を切るように、ガフンが「一緒に食事に行く?」と誘うが、イヌは神妙な表情のまま、なかなか返事しない。ここでOKをした場合は、ジヒョンを誘うことが難しくなるからだ。しかし、悩んだ末にイヌはガフンと出かけることに。その裏で、ジヒョンはガンヨルをデートに誘う。

 その後、アンナがガンヨルを呼び出しデートに誘う。「先約があるのはわかってる。ジヒョンと食事のあと私とカフェに行かない?」との誘いに、困惑するガンヨル。その場の雰囲気に押されていったんはOKしたが、その後に「途中で置いて抜けることはできない」と断る。ガンヨルのまっすぐな思いが現れたシーンとなった。

 一方ジヒョンをあきらめられないイヌは、ガンヨルとの約束があると知りながらジヒョンを誘う。結果は玉砕。さらに「僕がガフンと出かけることにならなくても、ガンヨルを誘った?」と聞くも、「誘ったと思う」と答えられてしまう。シーズン開始直後はいい雰囲気の2人だったが、まさかこんな事態に突入するとは……。呆然とするイヌを残し、外に出たジヒョンは独りで泣くのだった。

 ここからはそれぞれのデートが描かれるが、ジヒョンの中にまだイヌの影があると知っているガンヨルは複雑な心境で、ジヒョンとのデートも重苦しい雰囲気。イヌとガフンもやはりぎこちないまま。幸せなはずのハンギョルとミンジェのデートでは、ミンジェが「私のせいで、ガフンたちのチャンスを奪ってしまった」と泣き出してしまう。しかしハンギョルは「僕が望んでた人と一緒にいられて嬉しい。僕たち2人の時間だろ? 気にしないでほしい」と優しく語りかけ、2人の絆は一層深まっていった。

 シグナルハウスの帰宅後、イドンとアンナは2人で出かけるが、アンナは「イドンさんに申し訳なかった」とガンヨルにアタックしたことを謝罪。イドンはイドンで「気にすることはない。僕もずっと謝りたいと思ってた」と語り、アンナは泣き出してしまう。この2人の関係性もまた、ゆっくりと終わりに向かってゆく。

 14話終了時点でのラブラインは、以下の通り。

イヌ→ガフン
ハンギョル→ミンジェ
イドン→アンナ
ガンヨル→ジヒョン
ジヒョン→ガンヨル
ガフン→イヌ
ミンジェ→ハンギョル
アンナ→ガンヨル

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