iOS 14初期バージョンが丸ごと流出……開発用iPhone 11を不正に売買か

iOS 14の新機能を先取り

 Appleのソフトウェア・アップデートに関するちょっとした情報がリークされるのは、よくあることだが、iOSのプレリリースビルド全体が発表の数カ月も前に、ネット上に出回るというのは非常に稀だ、と『The Verge』は伝えている(参考:https://www.theverge.com/2020/5/22/21267590/ios-14-leaked-early-version-internet-months-vice)。

 リークされたiOS 14の機能には、フィットネスアプリ、スタイラス用のPencilKit API、iMessageのアップデート、新しいホーム画面ビュー、QRコードをスキャンしてサードパーティーのアプリをテストする機能、iCloudキーチェーンのオーバーホール等がある。

 『9to5Mac』は、AppleがMacのメッセージアプリをCatalystバージョンに置き換えようとしていることがiOS 14コードにより明らかになった、と報じている(参考:https://9to5mac.com/guides/ios-14/)。

 AppleがmacOSのメッセージアプリをCatalystバージョンに完全に置き換えようとしている証拠をiOS 14コードに見つけたとし、Appleはこの件について、6月にも発表する可能性があるという。

 待望のiPhone 12と、ほぼ同時期にリリースされるであろうiOS 14。その機能から端末の新たな仕様も想像しやすいため、Appleにとっては手痛いリークになったのかもしれない。

(画像=Pexelsより)

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

関連記事