Amazonがゲーム業界進出 第一弾タイトル『Crucible』、海外の反応は?
野心的なゲームシステムではあるが...…
多数の海外メディアが、早速Crucibleのレビュー記事を公開している。そうしたレビュー記事の論調は、MOBAとバトロワのミックスという試みを評価しながらも、同ゲームが成功するかどうかに関しては予断を許さない、といったものだ。以下、レビューの一部を抜粋する。
「Crucibleは楽しくてダイナミックであり、Dota 2やLeague of Legendsのレベルではないかも知れないが奥深い戦略性を備えている。その奥深さは標準的なシューティングゲームやバトルロワイヤルを凌駕している」(テック系メディア『The Verge』)
「各ハンターの能力を使用する最善の方法を学べば、プレイ時に明らかに恩恵が得られる。さらに価値があるのは、特定のハンターをプレイした時、もしくは特定のハンターとチームを組んだ時に起こりそうなことを理解するために、すべてのハンターについて学ぶことだ」(ゲームメディア『Polygon』)
「MOBAとシューティングゲームをミックスしたゲームという試みは以前にもあった。最も注目すべき例は、Epic Gamesが開発したMOBAのようなシューティングゲームの実験で失敗したParagonだ...より多くのプレイヤーにプレイしてもらいたいがために、MOBAとほかのシューティングゲームに見られるプレイヤーのスキルに応じた高い競技性を薄めてしまうと、CrucibleはParagonと同じ運命をたどる懸念がある」(エンタメ系メディア『Den of Geek』)
Crucibleが進出しようとしているアクションゲーム業界は、長く運営されているMOBAやバトロワゲームがひしめいている激戦地だ。同ゲームの運営を成功させるためには、Amazon Games Studiosは経験したことのない難題を解決していかなければならないだろう。
トップ画像出典:Crucible公式サイトよりメディア向け画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi