ソニー、コロナはPS5リリースに影響なしと明言も10月発売は否定

ソニー、コロナはPS5リリースに影響なしと明言も10月発売は否定

 5月13日、ソニーは2019年度業績説明会を開催した。コロナ禍のなかインターネット配信された同説明会では、注目の新製品がリリースされる予定のあの分野に関する展望も説明された。

コロナ禍でもゲーム事業は増収を予想

 2020年3月31日に終了した1年間におけるソニーの業績をまとめた資料「2019年度 連結業績概要」によると、同社の2019年度の売上は約8兆2,600億円であり、2018年度より5%減少した。営業利益も前年度比5%減の約8,500億円であった。

 業績をセグメント別に見ていくと、もっとも売上が多いのはスマホ等を扱うエレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションの約2兆円で、ついで多いのがゲーム&ネットワークサービスで約1兆9,800億円と1位のセグメントと僅差であった。

 連結業績概要で注目すべきは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を各セグメント別にまとめた記述である。もっとも悪影響を受けると予想されているのは、エレクトロニクス・プロダクツ&ソリューションで351億円の損失が見込まれている。損失の原因は、中国とマレーシアの製造拠点の稼働停止による供給不足と世界各国におけるロックダウンによる需要減だ。

 反対にゲーム&ネットワークサービスは、コロナ禍にさなかでも28億円の利益増が予想されている。具体的な影響として、さらに以下のような4項目が指摘されている。

・PS4の販売は堅調
・ネットワークサービスが伸長
・PS5は当初の予定通り、年末商戦期に発売予定
・ゲームソフトウェア開発で顕在化している大きな問題は現時点ではなし

 以上の項目のうち、PS5のリリーススケジュールに遅延が発生しないと見込まれているのは注目すべきだろう。もしも遅延が生じてしまい今年の年末商戦期にリリースできなくなってしまうと、大きな機会損失が発生してしまう。ひとまずは、こうした損失リスクを回避したと言えるだろう。

ファーストパーティゲームをもっと知ってほしい

 また、ソニーの2019年度業績説明会の前日にあたる12日、PlayStationの新ゲームブランド「PlayStation Studios」のオープンイングアニメーションがYouTubeで公開された(下の動画およびトップ画像参照)。

YouTube「PlayStation Studios Opening Animation」

 PlayStation Studiosについて報じたゲームメディア『gamesindustry.biz』の12日付の記事によると、同ブランドはソニーからリリースするファーストパーティのPS対応ゲームをまとめたものになる。実際、以上の動画には同社が開発したアンチャーテッドシリーズやゴッド・オブ・ウォーのキャラクターが確認できる。

 ソニー・インタラクティブエンターテインメントにおけるPlayStationのマーケティング部門を率いるEric Lempel氏によると、これまでのファーストパーティゲームは数々のゲーム賞を受賞してきたのだが、平均的な消費者はそんなゲームが同社によって開発されたことをあまり知らない、とのこと。同氏の発言から、PlayStation Studiosの立ち上げは、ファーストパーティゲームの知名度向上がねらいだとうかがえる。

 Lempel氏は、PlayStation Studiosに新たなキャラクターを加えることにも言及している。もっとも、そんな新キャラクターの詳細については何も語っていない。

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