新型コロナの給付金が狙われているーードイツやアメリカでも詐欺のターゲットに
COVID-19関連の詐欺メール
景気刺激策に限らず、COVID-19関連の詐欺メールや誤情報は増えています。日本でも、「新型コロナウィルスは熱に弱いのでお湯を飲め」といった誤情報が流れました。海外では、ワクチンが開発された時に優先的に打ってもらえるワクチンリストや、赤十字を名乗って寄付を募る、WHOを名乗って誤った感染予防法を伝えるといった詐欺が報告されています。
また、筆者のもとには、中国のビジネスマンを名乗る人物から「中国国内で製造したマスクを送ることができる」といった内容のメールが来ました。そして冒頭でも伝えた通り、最近になってフィッシング詐欺と思しきメールが格段に増えた印象を持っています。時には日に何度も、同じ内容、もしくは緊急度を高めた内容で送られてくるので警戒心を強める必要性があると感じています。
日本では政府から布マスクが送られてきますが、その決定と同時に「マスク送りつけ詐欺」に対して注意喚起されてきました。もし正体不明のマスクが送られてきたら(1)受け取らない(2)受け取ってしまったらじっと14日間待ち、最寄りの消費者センターと警察に相談する、といった方法をとるのがいいようです(詳しくは、Yahoo! ニュースのこちらの記事をご参照ください)。
この非常事態に、命をつなぐ救援金が狙われているなど信じたくはありません。しかし、実際に詐欺は横行しています。健康だけでなく、詐欺や悪意のある噂にも十分気をつけていきましょう。
■中川真知子
ライター。1981年生まれ。サンタモニカカレッジ映画学部卒業。好きなジャンルはホラー映画。尊敬する人はアーノルド・シュワルツェネッガー。GIZMODO JAPANで主に映画インタビューを担当。Twitter
〈Source〉
https://mashable.com/article/irs-stimulus-check-coronavirus-scam/