緊急事態宣言でYouTuberも苦境? “自宅縛り”という制約にてんちむ「動画投稿控えます」

 生活者の“おうち時間”増大に伴い、YouTubeの再生回数は増加傾向にある。一見、YouTuberにとっては追い風にも思える状況だが、一方で、リーマンショック級、あるいはそれ以上ともいわれる経済危機に際して、広告予算を削減する企業が続出。その関係上、多くのYouTuberたちが「動画は見られているのに広告収入が減っている」という問題にも直面している。

 政府発令の緊急事態宣言は5月6日までとされているが、延長されることも十分あり得る。先行きが見えず、また、リアルイベントなどで収益を上げることも当面不可能な以上、クリエイターたちは収入の頼みに綱といえるYouTubeに全振りしていく他ないわけだが、「自宅縛り」という制約がYouTuberたちに重くのしかかっているようだ。

 日常をドラマチックに加工・編集して切り売りするのも、YouTuberの仕事だ。人とのかかわりあいの中でこそ、ドラマは生まれるもの。独りぼっちの自宅で、面白い出来事は起りにくい。人との接触を最小限に抑えざるを得ない今、相方やメンバーに頼ることなく、独立独歩でやってきたてんちむのようなオールジャンルの個人YouTuberたちは、アイデアや機転が試されている時であり、まさに正念場を迎えていると言えるだろう。

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