Googleが新型コロナ対策に“ユーザーの移動データ”公開 プライバシーはどうなる?
Facebookもデータ提供
一方『WIRED』は、Stanford Law Schoolのアルバート・ギダリ氏の「プライバシーのリスクは非常に小さいと思います。位置情報をプライバシーに配慮してデータ化しており、意思決定に実用的な情報を提供できる良い例です」というコメントを紹介している(参考:https://www.wired.com/story/google-reveals-location-data-health-officials-coronavirus/)。
ほかにもカリフォルニア州サンタクララ郡の公衆衛生局ディレクターであるサラ・コーディー氏が「これは対策が移動に与える影響を理解し、決定についての情報提供をするために必要な情報です」と述べるなど、今回の施策に対する識者からの支持は一定数ある。
また、Google以外にも、FacebookがCOVID-19 Mobility Data Networkという研究グループに同様のデータを提供するなど、個人情報には一定の注意を払いつつ、テクノロジー業界全体が、この世界規模の困難に立ち向かっている。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。