世界最大ゲーム見本市『E3』が新型コロナの影響で中止 オンラインイベントに切り替え?
米エンターテインメントソフトウェア協会(ESA)は3月11日、新型コロナウイルス(COVID-19)の高まる懸念を受けて、世界最大のゲーム見本市『E3(Electronic Entertainment Expo)』を中止することを発表した。
26回目となるはずだった2020年の『E3』は、6月9日~11日にロサンゼルス・コンベンション・センターで開催予定だった。同イベントが始まって以来、中止は初めてのことだ。
ESAは声明で「『E3 2020』はCOVID-19ウイルスへの懸念の高まりにより中止されました。業界のすべての人々の健康と安全について参加企業と慎重に協議した結果、『E3 2020』をキャンセルするという難しい決定をするに至りました。開催できないのは非常に残念ですが、現在の状況に合わせた適切な決断です」とアナウンスしている(参考:https://www.theesa.com/statements/e3-2020-cancelled-due-to-growing-concerns-over-covid-19-virus/)。
開催は3ヶ月先であり、かなり早期の決断にも見えるが、奇しくも3月11日、世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症についてパンデミック(世界的大流行)に至ったとの判断を発表していた。
発表前に主催者ESAに近い人物が確認
中止の正式発表前には、ESAの計画に詳しい筋が、『E3』が中止されることをアメリカのメディア『Ars Technica』に確認していた(参考:https://arstechnica.com/gaming/2020/03/e3-2020-has-been-canceled/)。
また、インディーズゲームのパブリッシャーであるDevolver Digitalは「みんな、『E3』のフライトとホテルをキャンセルしてください」と中止を予言するツイートをして、瞬く間にリツイートされていた。