『ドラ恋~Bang Ban Love~』第7話ーー残酷すぎる配役に涙の嵐&一途だったモテ男の心境に変化が!?

『ドラ恋~BBL~』第7話レビュー

 今回は男女混合でくじ引きをして、指名順を決定。1番手ほくと(南北斗)が指名したのは、密会稽古で自分のところには来てくれなかったはづき(木村葉月)。これには選ばれたはづき本人が、一番驚いていた。2番手わかな(若菜)はタクヤ(根岸拓哉)の名前をあげる。ペアになったあとに、お互いの気持ちをさりげなく探り合い、確認する姿が微笑ましかった。続いて、たすく(井上佑)はみこと(日比美思)を選び、自動的にひらりー(平田梨奈)×チワ(千綿勇平)ペアに。

 たすくは、「みことちゃんは恋愛よりも演技に比重を置いているタイプだと思うから、他の子とも組んでみたいんやろな~と思う」と推測した上で、「ただ、優しいから。仮に彼女がくじ引きで一番を引いても、自分に気を遣って、他の人のことを指名できないと思う。だからこそ、俺が他の子を指名した方が良いんかなと思った」と胸の内を明かす。だが、「自分の好きを通すのが俺の人生やし、俺の恋愛やしと思って指名した」と続けた。

 ちなみにチワが指名したかった相手は、はづきだったようだが、「ずっとほくとを見てきて、ほくとの気持ちと比べると、それには叶わない。人を好きになるって難しい」と引き続き迷走中。ただ、自分から何かを選択して、掴みに行こうとするチワを初回以来久々に観ることができた。そんなチワとペアのひらりーもまた「気持ちを切り替えて、主演をとりにいく」と力強さを見せている。

 そして迎えたオーディション。その後の結果発表で、今シーズン最大の衝撃がメンバーにもスタジオにも走る。

 主演の座を勝ち取ったのは……たすくとはづきだった。ペアを解体してまでこの2人を選んだ理由を澤田(育子)先生は「今回は兄妹の関係を超えて恋愛関係になっていく、変化を見せていく回。この変化を一番見せられるのがたすくさん、またその際の戸惑いを最も表現できていたのがはづきさん」と説明。男性の脇役にはほくとが選ばれ、まさに現実とリンクする配役となった。

 しかし選ばれたあと、思わず男泣きし始めるたすく。真っ先に隣のみことの様子を窺い「ごめん。ほんまごめん」とやるせなさそうに何度も呟く。「おめでとう」と伝えるみことと目が合わせられない。

 突然の展開かつあまりに複雑な状況に、はづきも目に涙を浮かべる。たすくは、はづきを一瞥すると「よろしく」とだけ言い、離れた席に座った。居た堪れなくなったはづきを見かねて、わかなが駆けつけ抱きしめる。そして、2人して堰を切ったように泣き始めた。そこから少し離れた席にそっと座るほくと。もはやドラマ以上にドラマティックすぎる展開で、メンバーそれぞれの内に秘めた想いが一気に押し寄せ、見てる私たちの胸まで締め付けられる。

 わかなも「なんでこんなことするんだろう、残酷すぎる」と泣きじゃくり、はづきもまた「昨日まではたすくくんと一緒に演りたいと思ってたのに、それが実現した今、全然嬉しくない」と号泣。たすくは「オーディションでの演技はみことちゃんとだから出来たグルーヴであって、みことちゃんがありきだと思う。相手がみことちゃんじゃなくなったら、おんなじようには出来ない」と素直な気持ちを吐き出した。「でも、良い作品はもちろん撮りたいし。せっかく選んで頂いたのでしっかりやらせて頂きますが、(はづきに対する)好きの気持ちがついていってない」と包み隠さず本心を語る。たすくの不器用で真っ直ぐすぎる性格が、顕著に現れる回となった。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる