東海オンエアはなぜ「じゃんけん」をするのか? 動画にもたらす効果を真面目に考察してみた
一方、東海オンエアと交流の深いYouTuberの動画には、「じゃんけん」のまた違った魅力を引き出しているものがあって面白い。
人気コンビ・水溜りボンドも、じゃんけんで度々「天国と地獄」を決めてきたクリエイターだ。印象深かったのは、2018年3月、恒例の無人島企画にて、「じゃんけんで負けたら(あまりに過酷だった)無人島にひとりでもう一泊、勝ったら帰りの飛行機がファーストクラス」という動画。こちらはメインの企画が壮大な前振りになっており、「豪華なおまけ」ともいうべき企画に仕上がっていた。
また、東海オンエアの後輩にあたるラウド系バンド&YouTuber・夕闇に誘いし漆黒の天使達は、メンバーの4人が2019年の1年間、「飯おごりじゃんけん」を繰り返して、じゃんけんが公平な勝負だとするなら、1年間で近しい金額に収束するのではないか、という大型企画を行なっていた。結果は動画を確認していただきたいが、実際にはシャレにならない差が生じており、「収束するまで続行」との結論に至っていた。東海オンエアのじゃんけんも、もともと「学生時代のノリ」からスタートした日常的なものだというが、それを引き継ぐのはやはり、“尖った岡崎”こと夕闇かもしれない。
このように、東海オンエアが代名詞的な存在になっている「じゃんけん×罰ゲーム」企画は、いまや押しも押されもしないYouTuberの人気企画になっている。今夜も彼らのノリに巻き込まれ、「夜食を健康的に済ませるか、味濃いめ&油多め&麺硬めのこってりラーメンか」などのじゃんけんに挑む視聴者がいるに違いない。