次期Galaxyは「Galaxy S20」? Galaxy Foldにはガラス採用の噂も
Samsungが手がけるスマホシリーズであるGalaxyの次期モデルに関するリーク情報が、またひとつ明らかになった。次期Galaxy Foldに関する新情報もリークされ、一連のリークからは同社の強気の開発姿勢がうかがえる。
2020年にちなんだモデル名
US版Engadgetは27日、次期Galaxyの名称に関するリーク情報を伝える記事を公開した。リーク情報の発信源は、Samsung製品のリークで有名なツイッターアカウント「Ice Universe」である。同アカウントのツイートによると、次期Galaxyは「Galaxy S11」ではなく、「S20」になるというのだ(下のツイート参照)。この「20」という数字は、次期Gaalxyがリリースされる西暦が2020年にちなんだものである。
Galaxy S20
— Ice universe (@UniverseIce) December 24, 2019
US版Engadgetの記事は、「S20」という名称を採用するメリットをふたつ指摘している。ひとつめのメリットは、2020年に名称に「20」を含むスマホをリリースすることによって、カジュアルなユーザの注意をひくことができることだ。もうひとつは、モデル名のナンバリングを「20」に上げることによって、ライバルであるAppleが開発するiPhoneのナンバリングを追い越して先進性をアピールできることである。
ちなみにSamsungがスマホのモデル名のナンバリングをスキップする事例は、過去にもあった。例えば、Galaxy Noteシリーズは「Note 6」がスキップされ「Note 7」がリリースされた。
3機種体制で最上位モデルはToFセンサーを実装
次期Galaxyに関しては、すでに相当量のリーク情報が流布している。CNETは26日、次期Galaxyに関する一連のリーク情報をまとめた記事を公開した。まず次期Galaxyは、Galaxy 10シリーズを踏襲して画面サイズが異なる3モデルをリリースすると推測されている。画面サイズは小さいものから6.2インチあるいは6.4インチ、6.7インチ、そして6.9インチとなる。スマホの形状は、すべてのモデルで側面が湾曲したデザインが採用される。
リアカメラはトリプルカメラを基本とする。実装されるのは108メガピクセルのメインカメラ、超広角カメラ、そして望遠カメラである。カメラはiPhone 11 Proのようにスマホ本体からやや突出する。加えて、最上位モデルにはToFセンサーが実装される。ToFセンサーを実装すると被写体の立体的な位置情報が精確に取得できるので、モバイルAR機能を充実させることができる。
5G対応に関しては、3モデルすべてで対応する。もっとも、日本における5G対応は通信キャリアによって異なるので注意が必要だ。ちなみに総務省が管轄する電話網を管理する総合通信基盤局が発表した資料によると、ドコモが「2020年春」、AUが「2020年3月」、ソフトバンクが「2020年3月頃」となっている。
3モデルの価格は搭載するストレージ量による変動を考慮しても、その多くが1,000ドル(約110,000円)を超えるのが確実と見られている。価格上昇の原因は、やはり5Gに対応するためである。
最後に発表時期については、毎年2月末にスペイン・バルセロナで開催されている世界的なモバイル機器のイベントMWC(「Mobile World Congress」の略称)の直前と予想されている。今年は2月24日から27日まで開催されるので、2月11日あるいは18日が有力候補だ。