嵐は世界でも“嵐”を巻き起こす? 『JET STORM』動画から見える素の仲の良さと国境を越える人気
二つ目は“ファンへの向き合い方”。2日間で4都市という弾丸スケジュールであったにもかかわらず、すべての都市で現地の言葉を覚えていたのには感服である。櫻井や二宮和也は英語ができるため、英語でコミュニケーションをとったり、通訳を介して会話したりすることも十分に可能だ。むしろスケジュールを考慮すると、そちらの方が効率的とも言える。しかし、彼らは移動中のジェット機内、会見が始まる前などに現地の言語の練習をして会見に臨んでいたのだ。「Ep3 Bangkok | JET STORM」では、二宮が発音のチェックをしてほしいとリクエストしているシーンも。そこには、少しでも現地の方々とリアルなコミュニケーションを取りたいという、彼らの気持ちが反映されていくるようだ。
こう見ていくと、嵐メンバーたちの飾らない自然体な姿や真摯な態度が多くの人の心を掴んでいると感じる。そして、それに国境はない。ファンを大切に考える彼らだからこそ、アジアをはじめとした世界中に嵐を巻き起こせているのだろう。2020年末の活動休止まで、国内外から注目を集め続けるのは間違いないはずだ。
(文=高橋梓)