【Steam】年末年始にピッタリ! ゲームライターが選んだ傑作インディーゲーム4選
2019年も残すところあと数日。少し前にサンタクロースとトナカイが去ったかと思いきや、早くも獅子舞の足音が迫りつつあるが、全国のゲーマー諸君はいかがお過ごしだろうか。
平成から令和へと移り変わった今年のゲーム業界は、各方面で話題を呼んだ大作に恵まれた一年だった。権威ある「The Game Awards 2019」でGAME OF THE YEARに輝いたアクションゲーム『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をはじめ、今年はジャンルを問わず人々の心をグッと掴んだ作品が多く誕生した。しかし、魅力的でボリューム満点のタイトルが続出した一方で、腰を据えてゲームをプレイするのに疲れたユーザーも多かったのではないだろうか。
そこで今回は、年末年始のちょっとした時間にプレイしてもらいたい”おすすめインディーゲーム”を、筆者の独断と偏見で4本ピックアップ。年の瀬に暇を持て余している方は参考にしていただけると幸いだ。
Katana ZERO(2Dアクション)
筆者はゲームライターという職業柄、大手パブリッシャーのみならず独立系デベロッパーが手掛けたインディーゲームもたくさんプレイした。その中でも個人にハートを鷲掴みにされたのが『Katana ZERO』である。
本作はレトロテイスト溢れるピクセルグラフィックを主体とした2D横スクロールアクションゲーム。プレイヤーは暗殺を生業とする「ドラゴン」を操作し、裏社会でうごめく陰謀に身を投じていく。ゲーム性はバリバリのアクションもので、敵の攻撃をローリングで回避し、背後からバッサリと切り伏せる爽快感はココでしか味わえない。
ドラゴンは一発でも攻撃を受ければ即ゲームオーバーという虚弱体質だが、ハンデを背負っているからこそ、プレイヤースキルを発揮してピンチを切り抜けた時のカタルシスは格別。本編中のあらゆる場面で挿入されるVHSビデオを意識したグリッチエフェクトも見逃せない。
ストアURL:https://store.steampowered.com/app/460950/Katana_ZERO/?l=japanese
House Flipper(3Dシミュレーター)
2本目に選出したのは、リフォームの依頼を請け負ってひたすら掃除と改装をこなす3Dシミュレーター『House Flipper』。ド派手なアクション性こそ無いに等しいが、本作の魅力は「リアルな掃除プロセスを経て生まれる達成感」にある。
住民から「荒れ果てた家をとにかくキレイにして欲しい」、「生まれてくる子供のためにベビールームを作って欲しい」といった要望が舞い込んでくるので、各種ツールを用いてテキパキと作業をこなそう。
曇った窓ガラスを磨き上げ、汚れの染み込んだ床をブラシで擦り続ければ、スッキリとした心持ちで新年を迎えられるかもしれない。ゲームを進めればマイホームも購入できるため、内装をデザインするのが好きなプレイヤーにもオススメだ。
ストアURL:https://store.steampowered.com/app/613100/_/?l=japanese
Old School Musical(リズムアクション)
「ドット絵を見ると自然と懐かしさがこみ上げてくる」、「過去に発売されたゲームのパロディネタが大好き!」。そんな方は、軽快に流れるチップチューンと人気ゲーム作品のオマージュが一挙に楽しめる『Old School Musical』はいかがだろうか。操作方法は音楽に合わせてタイミングよくキーを押し込むだけ。難しいことは考えず、気の赴くまま、リズムに乗ってカジュアルに遊べる。
モチーフとされるタイトルは様々。『ロックマン』や『ポケットモンスター』、『アウトラン』に『メタルギア』など、プレイ経験のあるユーザーなら再現度の高さにきっと驚くはず。高難易度の楽曲をチョイスすれば、リズムゲームをこよなく愛する音ゲーマーも歯ごたえ充分に演奏できるだろう。
ストアURL:https://store.steampowered.com/app/398030/Old_School_Musical/?l=japanese