中国スマホ大手「Xiaomi」いよいよ日本上陸 “黒船”は炊飯器やスーツケースまで展開

 日本のスマホ市場では国内企業のみならず海外企業も多く参戦し、しのぎを削っている。

 そんな国内スマホ市場に満を持して参入を宣言したのは、中国最大手「Xiaomi」(シャオミ)だ。中国市場ではかなりのシェアを持っており、スマホのみならず、パソコンや電化製品、ペンやバッグまで手がけている。

「安いけど品質も良い」でガジェット界隈では有名

 Xiaomiは日本では馴染みが薄いが、世界シェアで見るとサムスン、ファーウェイ、Appleなどに並ぶ企業だ。

 ガジェット好きの間ではコストパフォーマンスが高いメーカーとして有名で、最新のCPUを搭載しつつも価格は他社のハイエンド機種の半額~7割程度の金額で購入できる。

 低価格ながら品質も高く、アップデートも頻繁にされているイメージだ。

 そんなXiaomiが12月9日に国内市場への参入を発表した。ここからは発表会で紹介された国内投入される製品を紹介しよう。

Mi Note10 / Mi Note 10 Pro

 世界初「1億800万画素」カメラを搭載したMi Note 10 / Mi Note 10 Proが発売される。販売価格はMi Note 10が52,800円(税別)、Mi Note 10 Proが64,800円(税別)だ。

 同端末は、Amazonの公式ショップにて12月16日より販売されている。超高解像度な写真を撮れるのが最大の特徴で、望遠レンズ、超広角レンズ、マクロレンズも搭載しており、どんな場面でも最適な写真が撮れるといっても過言ではない。

 カメラ以外のスペックも高く、CPUにはSnapdragon 730G、RAMが6GB、ROMが128GB。Mi Note 10 ProはRAM 8GB、ROM 256GB、カメラに使われているレンズが1枚増えるなど、スペックが少し高くなっている。

Mi Band 4

 スマートバンド「Miスマートバンド4」は、海外で「Mi Band 4」として販売されているもので、低価格ながら普段の生活のロギングや、フィットネスやワークアウト時の活動記録に特化した製品だ。

 特徴的なのは心拍センサーやカラーディスプレイを搭載しつつもかなり低価格だという点だろう。

 スマホの通知を表示できるのはもちろん、心拍数の計測、歩数や運動の記録、睡眠の質の記録、音楽のコントロールまでスマートウォッチと同様の機能を持ちつつも3,490円(税別)で購入できる。

 試しにスマートウォッチを使ってみたいという人は、価格の高さに躊躇うこともありそうだが、3,490円ならボーナスを待たずして買うこともできるだろう。

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