『ポケモンGO』ARマルチプレイ機能「バディアドベンチャー」登場! 友だちとポケモンを共有可能に

 2016年夏にリリースされて以来、根強い人気を保っているAR位置情報ゲーム『ポケモンGO』がさらなる進化を遂げようとしている。その進化は、プレイヤーだけではなくARゲーム開発者をも巻き込むもののようだ。

友だちとポケモンを共有

 『ポケモンGO』を開発するNianticは6日、英語版ブログ記事でARマルチプレイ機能を実装することを発表した。「バディアドベンチャー」と呼ばれるこの新機能を使うと、スマホ画面に表示されているポケモンをリアルな友だちと共有できるようになる。その結果、スマホ画面に表示された友だちとポケモンのやりとりを体験することが可能となるのだ。

 ARマルチプレイ機能を開発するために、Nianticは長年試作を重ねてきた。そうした試作のなかには、友だちとARシューティングゲームを楽しむ「Codename: Neon」(下の動画参照)やARオブジェクトを共有してパズルを解く「Codename: Tonehenge」といったものがある。これらの試作が可能になった背景には、iPhoneのAR機能「ARKit」とAndroidのAR機能「ARCore」が進化したことが指摘できる。

YouTube「Codename: Neon – Real World Multiplayer AR Demo」

 バディアドベンチャー機能はクロスプラットフォーム対応しているので、iPhoneとAndroidの両方で利用可能だ。それゆえ、iPhoneの画面上にポケモンとAndroidユーザの友だちが表示されるという体験を実現できる。

 なおNianticのブログ記事によれば、同機能は今後数ヶ月以内に利用可能となる、とのこと。

Niantic社が開発者を支援

 Nianticのほかの英語版ブログ記事では、同社がARゲーム開発者を支援するふたつの施策が発表された。ひとつめの施策が、来年初頭から始まる「Niantic Creator Program」だ。この施策は、ARゲーム開発者がプログラムに登録すると『ポケモンGO』や『ハリー・ポッター:魔法同盟』の開発に使われたゲームプラットフォーム「Niantic Real World Platform」を利用できるようになる、というもの。登録は、こちらのリンク先で既に受け付けている。同プラットフォームはクロスプラットフォーム対応しており、何百万人ものプレイヤーの運営にも耐えられるようになっている。

 ふたつめの施策が、NianticがARゲーム開発者を支援する「Niantic Beyond Reality Fund」である。この施策は、Niantic Creator Programに登録したARゲーム開発者がARゲームのアイデアをNianticに売り込み、アイデアが認められたら同社から開発資金を調達できる、というものだ。こうした支援策は、同社が今年アメリカで開催したARゲームコンテスト「Niantic Beyond Reality Contest」を発展させたものだ。

 同コンテストでは選抜された10の開発チームが、Niantic Real World Platform を使って4ヶ月でひとつのARゲームを開発して優劣を競った。優勝したのは、家族が開発メンバーを務めるJC SoftのARゲーム「Run to My Heart」だった(下の動画参照)。ランニングとARゲーム体験を融合させた同ゲームの独創的なゲームシステムが高評価された。

YouTube「JC Soft – Niantic’s Beyond Reality Developer Contest Developer Profile」

 以上のようなふたつの施策によって、来年以降インディーズゲームスタジオが開発した独創的なAR位置情報ゲームが多数リリースされるようになるかも知れない。

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