『ポケモンGO』ARマルチプレイ機能「バディアドベンチャー」登場! 友だちとポケモンを共有可能に

「Niantic Wayfarer」も全世界で開始

 またNianticが先月10日に発表した『ポケモンGO』用のツール「Niantic Wayfarer」に関しても、続報があった。同ツールは、プレイヤーが美術館のような重要な場所を確認・編集し、ポケストップやジムとして追加できるようするものだ。US版TechCrunchが7日に公開した記事によると、来週中に同ツールの利用が全世界で開始されるのだ。

 同ツールは先月発表されてから、中南米の大部分とアジアの一部で試験運用された。試験運用の結果をふまえて、ついに全世界での運用を開始するというわけである。なお、同ツールを使えるのは(『ポケモンGO』の最高プレイヤーレベルである)レベル40に達したプレイヤーのみとなる。こうした利用制限が設けられているのは、報告される位置情報の品質を担保するためと推測される。

 同ツールの導入によって期待されるのは、『ポケモンGO』のプレイにおける都市部と地方の格差の解消だ。地方では都市部に比べてポケストップやジムが少ないため、なかなかゲームを進行させることができないという問題があった。同ツールを活用すれば、地方にポケストップを増やすことができる。もっとも同ツールによって都市部と地方の格差が直ちに無くなるということは考えにくいが、格差が緩和されることは期待できるだろう。

 ちなみに同ツールの世界リリースを発表した会見においてNianticのCEOジョン・ハンケ氏が語ったところによると、同ツールは『ポケモンGO』だけではなく将来的には『ハリー・ポッター:魔法同盟』にも導入する、とのこと。

 以上のように『ポケモンGO』は、リリースから3年以上経過した現在でも進化を続けている。そして、こうした進化は2020年以降に市場投入が期待されているスマホ接続型ARメガネの登場によってさらに飛躍するだろう。

トップ画像出典:『ポケモンGO』公式サイトより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi

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