ゆうかの“まさかの告白”で大波乱 恋愛模様が複雑に絡み合った『オオカミちゃん』第10話

『オオカミちゃん』第10話レビュー

 第10話ではゆうか(鈴木ゆうか)の言動が波乱を巻き起こす。初めての月LINEを使ったゆうかは、ルード(Rude-α)をデートに誘い、自由が丘でショッピングやスイーツを楽しんだ。ルードが月LINEで呼ばれたことについて「びっくりしたけど、月LINEを使うってことはなんかあったんでしょ?」と尋ねると、ゆうかは「ひろむ(黒田昊夢)くんのことね。やっぱり5個下っていうのが全く気にならないわけではない」と年の差に戸惑ってしまい、前に進めない心情を明かした。ゆうかにとって5つの差はとても大きい。ゆうかの弟と同じ年齢であることもあり、“好き”という気持ちなのか“可愛い”と感じているだけなのかがわからず、悩んでいるという。

 それに対してルードは「兄弟と同じ年だってことを考えてしまうのはわかる。俺も、妹といと(宮瀬いと)ちゃんが同級生」と共感し、ゆうかの気持ちに寄り添う。続けて、年下でもしっかりしている人もいれば、年上でもだらしない人もいるから、年齢に縛られずに自由に恋愛するべきだと思うと持論を展開した。そして、いまのひろむはいい方向に変わってきているし、成長していると、自身の考えを伝え、二人の背中を押す。それを聞いたゆうかは「悩んでいるのもあった、けど……」と、言葉を濁すのだった。

 実はルードを気になり始めていたゆうか。思い切って、その気持ちを直接ぶつけると、ルードは「俺!?」と驚いた様子を見せる。年も同じで頼り甲斐のあるルードに、だんだん惹かれていったというゆうかは、「やっぱルードくんだな、という感じ」と気持ちを口にし、安心した表情を浮かべた。気持ちを伝えられたルードは、嬉しそうにはにかんでいたが、アトリエに戻ると神妙な面持ちに。いととゆうかに優劣がなく、気持ちがかき乱されているようだ。

 一方でゆうかは、てアトリエに戻るとすぐにひろむを呼び出し、年の差に困惑していることや、いまルードも気になっていることなど、赤裸々に告白する。これまで、ひろむを振り回してしまっていたことを謝るゆうか。やっと、しっかりとひろむに向き合えるまで、気持ちの整理がついたのだろう。和馬(ミッチェル和馬)への失恋後、前に進めていなかったゆうかだが、新たに芽生えた恋心と寄せられる好意に揺れていた。

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