はじめしゃちょー、虫眼鏡、関根りさ……複数チャンネルで様々な表情を見せるYouTuberたち

 人気YouTuberには「チャンネル登録者◯◯万人」という数字がついて回るが、多くの場合これは「メインチャンネルの登録者数」を指し、トップYouTuberの多くは「サブチャンネル」や「個人チャンネル」を持っている。「企画をしっかりやるメイン、日常を映したサブ」と棲み分けを行なうクリエイターもいれば、サブチャンネルがメイン級の人気を獲得し、新たな魅力を発揮しているケースも少なくない。

 そこで今回は、複数チャンネルを持ち、それぞれでメインチャンネルとは異なった一面を見せるトップYouTuberたちと、その魅力を紹介したい。

はじめしゃちょー

 日本人クリエイターで唯一チャンネル登録者数800万人を突破し、その人気は留まるところを知らない、はじめしゃちょー。昨年開設した「はじめしゃちょーの畑」(通称“畑”)が、すでに多くのファンを獲得している。

 メインチャンネルでは無邪気に明るく、見ている側が怖気づいてしまうようなことにもどんどんチャレンジするはじめしゃちょーの少年のような性格が魅力だ。「メントスコーラ」や「スライム風呂」と言えば、彼を思い浮かべる人も多いだろう。毎年恒例の“縛りプレイ動画”も人気。今年は1年間スーツで動画出演することを決め、過去には2018年に肉禁止、2017年にラーメン禁止、2016年にお菓子ジュース禁止……とさまざまな“縛りプレイ”で視聴者を楽しませてきた。

大切なお知らせ。

 一方で「はじめしゃちょーの畑」チャンネルでは、かねてからグループ系YouTuberに憧れがあったというはじめしゃちょーを中心とした5人の固定メンバーと、その周りの人たちの日常を切り取ったゆるさが人気を博している。近年の日常系動画の人気を裏付けるように、開設後わずか1年あまりでチャンネル登録者数は190万人に迫る勢いだ。

 「畑」では、まさにはじめしゃちょーの新たな魅力が発揮されている。たとえば「大量のスライムではじめしゃちょーを釣る」という動画では、はじめしゃちょーがメインチャンネルで度々「大物YouTuberを捕獲する」という動画の逆転現象が起こっている。分かりやすい罠に素直に従っておびき寄せられるはじめしゃちょーの顔は、まるでいたずらっ子の弟を持った兄のようで、最後に他のメンバーが虫取り網を取り出してメインチャンネルさながら「はじめさん捕獲~!」と取り囲む場面では思わずほっこりしてしまう。

大量のスライムではじめしゃちょーを釣る

 ほかにも動画編集を後輩に教えていたり、皆にYouTuberの先輩として動画のアドバイスをしたりと、メインチャンネルでは見られないはじめしゃちょーの“親分感”“兄貴感”が見られるのが、ファンにはうれしいところだ。

東海オンエア 虫眼鏡

 チャンネル登録者数470万人を突破し、各メンバーの際立った個性とグループ全体の企画力の高さに定評がある、6人組グループ・東海オンエア。個人チャンネルを開設しているメンバーが多いが、その中でも個性的な個人チャンネルを運営しているのが虫眼鏡だ。

 「前職が教員」という異色のキャリアを持つ虫眼鏡は、“虫さん”の愛称で親しまれ、自身の書くユニークな動画概要欄の文章を集めた単著を二冊刊行、『東海オンエアラジオ』(東海ラジオ)でMCを務めるなど、その活躍の幅は日々広がりをみせている。

【5vs1クイズ対決】虫眼鏡ってさぁ、本当に頭いいの?

 東海オンエアでは頭脳派の一面を見せ、ツッコミ役・まとめ役として立ち回ることも多いが、一方でときに意地悪だったり、キレのいい毒舌を披露するのも、ファンの楽しみだ。そんななかで、昨年開設した個人チャンネル「虫眼鏡の放送部」では、視聴者の描いた一枚絵に声のみを乗せるというシンプルなラジオ形式で、東海オンエアではなかなか見られない、より踏み込んだ個人的な考えをさらけ出している。人気グループのメンバーが、さらに個性を発揮できる場を作ることで、メインで活動しているグループの強度がさらに上がっていく、というのも、サブチャンネル/個人チャンネルが持つプラスの効果だと言えるだろう。

#1 メール来すぎ

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