『Apex Legends』期間限定でソロモード実装 開発体制も盤石&新レジェンド追加も?
『Apex Legends』は10年続くエースタイトルとなるか?
以上のように勢いのある『Apex Legends』に対しては、パブリッシャーであるEAも大きな期待を寄せている。テック/ビジネス系メディア『Venture Beat』が掲出した先月30日の記事によれば、EAは同ゲームのプレイヤーが毎週800万から1,000万人いることを投資家に対して発表した。このプレイヤー数は、同ゲームのライバルである『Fortnite』や『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG)』のプレイヤー数が公表されていないので比較することが難しいのだが、大きく成功しているものと評価してよいだろう。
同記事は、EAの最高財務責任者であるBlake Jorgensen氏が同ゲームを今後10年間は運営するとアナリストに対して発言したことも伝えている。ちなみに、EAの人気MMORPGで映画シリーズ「スター・ウォーズ」を題材とした『Star Wars: The Old Republic』はすでに7年間運営されていることから、EAの『Apex Legends』への期待の大きさがうかがえる。
大きな期待に応えるべく『Apex Legends』の開発体制は盤石なものとなりつつある。Jorgensen氏は、同ゲームの開発体制に関して大規模な支援チームを用意していると発言している。こうした充実した開発体制により、近日中にも新たなレジェンドが投入されるようだ。ゲームメディア『games radar+』が6日に公開した記事は、新レジェンドの開発風景と思しき画像を載せたツイートを紹介している。このツイートを投稿したのはRespawn EntertainmentのプロデューサーであるTina Sanchez氏なのだが、そのツイートに挿入された画像を見ると杖をもったヒトのモーションをキャプチャーしている様子がわかる(下のツイート参照)。採取されたモーションは、以前から新レジェンドとして噂のある「クリプト(crypt)」に使われるのではないか、と指摘されている。
バトロワゲーム業界の覇権は依然としてフォートナイトが握っているのだが、この覇権に対する挑戦者の筆頭に挙げられるのは、やはり『Apex Legends』なのではないだろうか。
トップ画像出典:Apex Legends公式ツイートより画像を抜粋
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi