『Nintendo Switch Lite』は本当にSwitchか? 海外で議論続く
任天堂は『Nintendo Switch Lite』を9月20日に発売することを発表し、仕様についてもほぼ全貌が明らかになった。たが、それに対して、海外で既に様々な意見が飛び出している。
Switchユーザーの半数を占める“マルチプレイ”が鍵に
アメリカ版『WIRED』は「『Nintendo Switch Lite』は、本当にSwitchなのか」と見出しを打ち疑問を投げかけ「『Nintendo Switch』をプレイする人にとって『Nintendo Switch Lite』は、魅力的ではない」としている(参考:https://www.wired.com/story/nintendo-switch-lite/)。
では、どんな人にとって魅力的なアイテムなのか。それは、2017年に行われた任天堂がSwitch Liteを開発することを根拠づける調査からわかってくる。ユーザーの動向について調べるものだが、結果はSwitchユーザーの約半数が、TV接続、ハンドヘルドモード、テーブルトップモードでマルチプレイをしているというものだった。ユーザーの約3分の1は、いつもハンドヘルドモードかテーブルトップモードでプレイし、ほとんどTV接続をしないことも分かった。
そこで『Nintendo Switch Lite』は、主流ではない方法でプレイするユーザーにターゲットを絞って、機能をやや削り低価格化したプロダクトだといえるだろう。任天堂アメリカCOOのダグ・バウザー氏は「その2つのシステムは、お互いを補い合い、市場で共存するものです」と『The Verge』に語っている(参考:https://www.theverge.com/circuitbreaker/2019/7/10/20687801/nintendo-switch-lite-price-release-date-size-battery-life-motion-control-games)。