『Nintendo Switch Lite』は本当にSwitchか? 海外で議論続く
では、SwitchユーザーがSwitch Liteを買いたくない理由は?
アメリカ版『Engadget』は「Nintendo Switch Lite対Switch:変更点は?」という見出しで比較表を掲載。価格は、300ドルから200ドルに抑え、ディスプレイ・サイズは、6.2インチから5.5インチと一回り小さく、重量は398gから275gに軽量化。バッテリーは、6.5時間から7時間に伸び、対象ゲームが携帯モードのタイトルのみというのが、主な違いであることを紹介した。
このことについて、『Engadget』は「小さくなって、ポータブルバージョンのみ、価格も200米ドル以下だが、犠牲も伴っている。低価格設定にするために、カットされなかったものに驚くかもしれない」と記した(参考:https://www.engadget.com/2019/07/10/nintendo-switch-lite-vs-original-switch/?utm_campaign=homepage&utm_medium=internal&utm_source=dl)。
また、『Mashable』は「Switchを持っている人がSwitch Liteを買いたくない8つの理由」という記事を掲載。8つの理由は「テレビに接続できない」「画面が小さくて解像度720pしかない」「AirPodでは使用できない」「Joy-Conがない」「HD振動と赤外線センサーがない」「Nintendo Laboと互換性がない」「ディスプレイの明るさの自動調整なし」「ビルトインのキックスタンドなし」からなる。
「テレビに接続できない」ことについては「2つのモードを切り替え(スイッチ)出来ないのであれば、Switch Liteは、どうしてSwitchなのか」といった記述や、「AirPodでは使用できない」件にも「携帯モード専用として売り出されているにもかかわらず、外出先でワイヤレスイヤホンを使用できない端末は、厄介だ」という厳しい意見もみられた(参考:https://mashable.com/article/nintendo-switch-vs-nintendo-switch-lite/?europe=true)。これらのように、海外メディアでは、ポジティブな意見と注意点について積極的な議論が交わされている。購入を検討する上で、これらの意見を参考にしてみるのもいいかもしれない。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。