YouTuberヒカル、本日28歳の誕生日 ゲーム実況から大炎上・復活までこれまでの軌跡を振り返る

 2019年5月29日、人気YouTuberのヒカルは28歳の誕生日を迎える。4年前にYouTuberとして活動を開始したヒカルは、大炎上を経験しながらも登録者数を再び伸ばし、現在チャンネル登録者数は320万人を突破している。

 この記事ではHIKAKINやはじめしゃちょーと並び、日本のYouTuber業界のトップを走るヒカルの4年間について振り返ってみよう。

全てはゲーム実況から始まった

 ヒカルは現在のメインチャンネルで活動するより以前に、"Hikaru Games"という名前のチャンネルでゲーム実況を行っていた。Hikaru Gamesに初めて投稿された動画はこちら、『パワプロ2013 SRチケットでガチャ引いてみた!Part1 - ダイジョーブ博士狙ってます』だ。

パワプロ2013 SRチケットでガチャ引いてみた!Part1 - ダイジョーブ博士狙ってます

 画面は直撮りで内容もガチャを引くだけとごく簡単なものだが、その後ヒカルは立て続けに大量の『パワプロ』実況を投稿している。

 画面は直撮りだったり編集がされていなかったりとクオリティは万全ではなくとも、とにかく数を打つというのが、ゲーム実況時代のヒカルの特徴だった。

 ちなみに2014年の2月1日には『パワプロ2013 天才型野手を砂時計使い(課金し)放題でサクセス!節分ゲドーを狙って最強のサードを目指してサクセス実況してみた!part13-1』という現在の動画スタイルに繋がるような"金を使う企画"の動画がアップされており、この時点からヒカルのブランディングが形成されつつあるのがわかる。

ブレイクしたきっかけは『DQM』と『マリオメーカー』

 そしてゲーム実況者としてヒカルの人気を上げるのに一役買ったタイトルが『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議の鍵』と『スーパーマリオメーカー』だ。

 ヒカルはこの2タイトルのゲーム実況をそれぞれ数百パートも上げており、数年に渡って上げられている数百本の動画からはヒカルの「なんとしてもブレイクしてやる」という意志を感じる。

 『スーパーマリオメーカー』を実況している頃にはさすがに直撮りではなく、ゲーム画面をPCに取り込んだ映像になっているが、それでも多くの実況動画はあまり編集が為されておらず、この時代は「質より数」の戦略をとっていたことがわかる。

満を持して開始された実写動画

 ヒカルが現在のような実写でのYouTube活動を始めたのは、2016年の3月頃から。最初に投稿されたのは、『世界一美味しそうなチーズカラムーチョを作ったらとんでもないことになった』という動画だ。

世界一美味しそうなチーズカラムーチョを作ったらとんでもないことになった

 そして、その後一週間を待たずに投稿された動画『【検証】一台の自動販売機を全部売り切れにするにはいくらお金がかかるのか?』は、現在のヒカルの動画スタイルを形作る原型とも言えるような動画だ。

【検証】一台の自動販売機を全部売り切れにするにはいくらお金がかかるのか?

 「はい、どうもヒカルです」という挨拶に、独特の髪型、そして何より"金持ちYouTuber"という切り口。現在のヒカルのブランディングは2016年3月の次点で既に完成していたと言ってもいいだろう。

 その後、今でも繋がりのあるカードショップ「遊楽舎」関係の動画や、ヒカル最大のヒット企画「祭りのクジ全部引いてみた企画」などの動画がアップされ、その人気はうなぎ登りに上がっていった。

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