廉価版Nintendo Switch、6月末までにリリースか? Switchの累計国内販売数はPS4を抜く
PS4とNINTEDO64を抜く
中国進出が予定されているSwitchは、日本国内の販売も堅調だ。国内ゲームメディア『ファミ通』が24日に公開した記事によると、Nintendo Switchはリリースから106週で累計販売台数が800万台を突破した(同ハードのリリース日は2017年3月3日)。800万台という数字はPS4のそれを抜き、PS4とPS4 Proを合わせた数字に匹敵するものだ。
Switchの累計販売台数に関しては、イギリスのゲームメディア『VGChartz』が23日に世界累計台数を報じた。2019年4月第1週終了時での同ハードの世界累計売上台数は、3,315万台と推定されている。この数字は、かつての任天堂の主力ハードであったNINTENDO64の3,293万台を上回っている。
Switchの累計販売台数を地域別に見ると北米が1,159万台、欧州が882万台、そして日本が786万台となる(集計時期と集計方法が異なるためファミ通が発表した数字とは異なる)。任天堂が進出しようとしている中国ゲーム市場の潜在的な規模は、上記3つの地域を合計したよりも大きいと考えられる。しかし、PS4とXbox Oneが中国市場の進出に苦戦していることからわかるように参入障壁は高いようなので、短期的には地域別販売台数の順位に大きな変動はないだろう。
以上のような最近のSwitchに関するニュースをまとめると、同ハードの市場とブランド力は順調に成長していると言える。そんな同ハードが中国に進出することでさらに成長するかどうかを判断するには、しばしの時間が必要だろう。
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi