恋愛シミュレーションゲーム『NEWSに恋して』没入感の理由は? リリース1周年を機に考察
一本の間違い電話から、アイドルとの恋が始まる――。アイドルグループ・NEWSのメンバーとの恋愛が楽しめる恋愛シミュレーションゲーム『NEWSに恋して』。リリースからもうすぐ1年が経過するが、続編が追加されるなどゲーム人気は衰え知らず。そこで改めて『NEWSに恋して』の魅力を探ってみたいと思う。
胸キュンの連続『NEWSに恋して』の仕掛け
主人公は普通のOL。偶然の重なりを経て、NEWSのメンバーと出会い、少しずつ交流を深めていく。主人公はもちろん、プレイヤーである私。登録した名前で呼んでくれるので、本名で登録することで現実味が増す。性格はちょっぴり控えめで、社会人として芸能人との距離感を保っているところもリアルだ。
ストーリーチケットは一日5枚が無料で発行され、翌日に復活する。もちろん、課金してチケットを購入すればどんどん先に進むことができる。
いくつもの偶然が重なりながら、テレビに映るメンバーを自宅で観ている自分、というフィールドの違いをベースに、共通の知り合いを通して少しずつ距離を縮めていく。
アイドルと知り合いになれた! という高揚感もありながら、それでも相手に迷惑がかかってはいけないと気持ちをセーブ。しかし、彼の言葉一つ一つに、あれ?もしかして……。と回数を重ねるごとに、頭の中は彼のことでいっぱいに。心の揺れが丁寧に描かれながら、物語はじわじわと進行していく。
シーンに応じた表情、勘違いしてしまいそうな言葉のチョイスと、ゲームとはわかりつつもドキドキが止まらない。物語の続きが気になって翌日まで待てない……。課金してしまうやないかーい! というユーザーも少なくないはずだ。
また、本編とは別の期間限定のストーリーイベントもあり、戦隊ヒーローの中の人だったというちょっぴり不思議な設定もゲームらしくて楽しい。アバターの洋服やアイテムも、かわいい物が多く、リアルさとゲーム感が入り混じった世界が広がる。