Travis Japanが「アルプス一万尺」を最高のダンスに昇華!? 妥協ない姿で笑いと感動届ける
ジャニーズJr.のTravis Japanが、YouTubeの公式チャンネルにて『【童謡で踊ってみた】みんなが知ってるあの曲に本気ダンス!』をアップした。マイケル・ジャクソンの振付も担当したコレオグラファー、トラヴィス・ペインによって結成されたTravis Japan。メンバーの入れ替わりはあったものの、結成当初からダンスに関してはどのグループにも負けないというプライドを掲げて活動してきた。そんな彼らが持ち前のダンススキルをフルに活かして、誰もが知るあの「アルプス一万尺」を本気で踊るという。こんな“才能の無駄遣い感“こそが、YouTubeならではな企画で楽しい。
振付を担当したのは、吉澤閑也。事前に考案してきた振付をメンバーに教えていくのだが、なぜか緊張した面持ちだ。ムードメーカーな宮近海斗がすかさず「なんで緊張してるの?」とツッコむと、「緊張するからどうしたらいい? って、相談されたもん」と、すぐにバラしてしまう小悪魔な七五三掛龍也。
だが、吉澤がそんな七五三掛が大好きなようで、「シメちゃんをちょっとみんなで持ち上げて……」と、愛情が見え隠れする振付も。もちろん、それを宮近が見逃すはずもなく、「シメのパートがあるの!?」と指摘。これには、川島如恵留も「お気に入り過ぎないか!?」と応戦する。7人をどのように輝かせるかという振付には、自ずと想いが反映されてしまうもの。そんな個人的な想いがメンバーにバレてしまうのでは、と吉澤は緊張していたのだろうか。
「ここから1人ひとりピックアップがあるから……」と弁明する吉澤に、「なるほどね」と納得しながらも「でも、シメの(見せ場の)方が、ちょっと多いってことね」と畳み掛ける中村海人。そして、松倉海斗からは「でも、シメは好きでしょ?」と核心を突かれる。せきを切ったように周りから「好きでしょ?」「好きなんでしょ?」と追い込まれ、観念した吉澤は「好きです」とカメラ目線で告白。七五三掛は「ありがとう」と笑顔で受け入れ、メンバーも「ま、いいよ」と、なぜか一件落着(?)という平和さが、Travis Japanの魅力だ。
そんなワチャワチャがありながらも、吉澤の動きを瞬時に理解して、体に叩き込んでいく彼らの瞬発力には脱帽だ。踊るのは、あの「アルプス一万尺」なのに……というバカバカしさと真剣さのギャップも相まって、彼らの真面目な姿勢に愛しさが増す。聞けば、吉澤は1週間かけて考えてきたという。その熱意に応えようと、メンバーもさらに気合がみなぎる。振り入れに1時間、フォーメーションの確認&修正に1時間半、さらに音楽に合わせて踊ること1時間。Travis Japanだからこそできた、妥協のないダンス動画がついに完成する。
揃ったダンスが得意なTravis Japanだが、今回の動画では「今までにないようなダンス」というテーマのもと、7人が自分たちの個性も発揮しているところも面白い。ステップを踏みながら移動する宮近はコミカルな動きをしてみせ、両腕を上げる振りでは七五三掛が髪をかき上げるようにして色っぽい仕草になっている。ハイタッチをする場面では川島が大きく体を沿って伸ばした手に、松田元太が全力で手を重ねる動きも。
また、ターンをするときには、中村が両手を上げて「フォー!」と叫び、松倉も拳を作って静止する場面で「フォッ!」と声を出して盛り上げていく。「1人ひとりの見せ場がある」と言いながらも、自分のポジションはあくまでも全体が確認できるところにひっそりと置いているのも、吉澤らしくて微笑ましい。